近年、日赤山口県支部の活動資金が急減しています。"いのちを救い、守り、育む"赤十字会員(いのちを守る赤十字会員)へのご入会を是非お願いします。新ホームページには、新制度の目的、多様な入会方法等について詳しく掲載しています。皆様のご理解とご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

近年、日赤山口県支部の活動資金が急減しています。"いのちを救い、守り、
育む"赤十字会員(いのちを守る赤十字会員)へのご入会を是非お願いします。
新ホームページには、新制度の目的、多様な入会方法等について詳しく(こちら)掲載しています。
皆様のご理解とご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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日赤山口県支部では、本年9月から「いのちを守る赤十字会員」の募集を開始しました。
これは、近年日赤の活動を支えていただく社資(活動資金)が急激に減少しており、このまま減少が続くならば、日赤の使命(いかなる状況下にあっても、人間のいのちと健康、尊厳を守る)をもとにした、災害救護を始めとする人道主義に基づく諸活動が、計画的・安定的にできなくなることが懸念されるからです。
日赤山口県支部の活動の拠り所は、毎年支援していただく社資(活動資金)以外にはありません。 引き続き、多くの社員・県民の皆様のご支援ご協力をいただき、赤十字の事業活動を継続していきたいと、切に願っています。

いのちを守る会員募集の背景

・日赤山口県支部の事業活動に係る財源は、社員・県民の皆様から、毎年協力していただく活動資金(社費:年額500円以上、寄付金:任意)ですが、近年の活動資金の推移を見ますと、昨年度は、平成23年度実績の約70%までに減少しており、平成12年度以降で見ても最低の実績額となっています。

        平成12年度  241,333千円
           18年度  369,620千円
           23年度  295,383千円 (東日本大震災発生)
           24年度  261,046千円
           25年度  223,460千円
           26年度  202,656千円 

山口県支部としては、これまでもこの活動資金をもとに、災害被災地での医療救護活動や赤十字救急法・幼児安全法・水の事故防止や防災・減災講習等の各種講習普及、青少年に奉仕の心や生きる力を育む青少年赤十字活動の推進、防災・減災や地域での奉仕活動などを実践する赤十字ボランティアの育成、海外への緊急救援・復興支援、長期的な人道支援事業などを実施していますが、このまま活動資金の減少が続くならば、今後、活動内容の点検見直しを余儀なくされることになります。

・しかしながら、気象変動の影響による災害の大規模化や頻発化が懸念され、南海トラフ大規模地震の発生が危惧されている中にあって、山口県支部としては、今後も引き続き、赤十字の中核的活動である災害救護活動をはじめ、人道主義に基づく“いのちと健康、尊厳を守る活動”を維持し継続していきたいと考えています。

・県内で進行する人口減少や高齢化、また厳しさを増す募金環境の中にあって、今後に向けての現実的な対応策として、これまでの5月の赤十字運動月間を中心とする社資募集活動に加え、特に「いのちを救い、守り、育むための5つの取り組みに必要な資金」を確保するべく、今回、日赤山口県支部独自に「“いのちを救い、守り、育む”赤十字会員 (略称:いのちを守る赤十字会員)の制度を設け、本年9月から会員募集を開始しました。

新たな会員募集による資金確保で実現したい5つの取り組みについて

①24時間いつでも使用できるAEDの(人口集中地区のコンビニエンスストア等への)配備について

 現状において、県内には約2000か所(内 日赤設置分120か所)にAED(自動体外式除細動器)が設置されていますが、人の心臓が停止したときに、心停止から5分以内にAEDにより電気ショックを行った場合には、救命率が特に高く、電気ショックまでの時間が救命の成否を決定する最も重要な要素であることから、人口集中地区を中心に24時間対応で使用できるAEDを確保するため、新たに日赤山口県支部として、コンビニエンスストア等に計画的にAEDを整備していこうとするものです。

 同時に、既に各所に設置されているAEDについても“いつでも使用できる状態”の実現・確保に向けての配慮を今後呼びかけていきます。
 また、既存のAEDについて、誰もが瞬時に近隣のAEDの設置場所と使用可能か否かについて、ネット上で確認できる「やまぐちAEDマップシステム」を今後構築していきます。

②災害時の避難所生活のQOL向上につながる救援物資の充実(市町からの提案による優先度の高い物資を流通備蓄等で対応)について

 現状において、災害に際して設置される避難所に対し、日赤山口県支部では、毛布、バスタオル、緊急セット、安眠セットを救援物資として配付していますが、避難者の非日常の避難所生活を少しでも過ごしやすいものとするために、昨年度市町を通じて調査した結果をもとに、次のような救援物資を実際のニーズに応じ、流通備蓄(赤十字サポーターである流通事業者との連携)による対応という形で配布しようとするものです。

 実際には、個々の災害の状況により、日赤地区・分区(市町の赤十字担当組織)との協議により品目を決め対応します。

 < 救援物資の >

飲料水、アルファ米、レトルト食品、ビスケット、板チョコ、乾パン、粉ミルク、ティッシュ、 ウエットティッシュ、ラップ、洗面用具、石鹸、タオル、シャンプー、トイレットペーパー、マスク、 下着、紙おむつ(乳幼児用・高齢者用)、生理用品、救急用品、懐中電灯、使い捨てカイロ、雨具、 魔法瓶タイプの水筒、携帯電話充電器、ビニール袋、段ボール、携帯トイレ

③人口減少・高齢化が進む中、地域の防災力アップ等に向けた、互いに助け合い、支えあう地域づくりについての支援 ~長野県白馬村に学ぶ ~ 災害時の避難に支援が必要な高齢者や障がい者等(要配慮者)と避難を支える支援者、社会資源等を表記した「災害時住民支えあいマップ」の作成等について検討し、モデル実施を通じて県下全域への普及を目指します。 
  この取り組みは、日赤山口県支部が進めている地域での防災・減災等の講習ともリンクさせながら進めていきます。

④青少年に生きる力を育む青少年赤十字の普及、活動の充実(特に国際交流の拡大等)のために

 山口県の小・中・高校等の青少年赤十字加盟率(全体に占める加盟校の割合)は、高校を除けば全国平均(30.8 %)を下回っており、児童生徒の加入率(全体に占める青少年赤十字メンバー数の割合)についても、全校種で全国平均(21.6 %)を下回っています。

 このために、全国平均を超えるための取り組みを充実強化するとともに、青少年赤十字の実践目標(健康・安全、奉仕、国際理解・親善)の一つである「国際理解・親善」の機会を拡大するため、公益財団法人山口県国際交流協会と連携した取り組み等を強化します。

なお、今回の世界スカウトジャンボリーでは、県内の青少年赤十字の高校生メンバー200人が地球開発村において、趣向をこらしたプログラムを通じて各国スカウトと交流を行いました。

⑤想定を超える大規模災害への対応を含め、いかなる状況下にあっても常に、赤十字の使命に基づく活動を的確に行うために

 気象変動による災害の大規模化や頻発化が懸念され、南海トラフ大規模地震の発生が危惧される中にあって、赤十字の中核的な活動である災害救護活動を始め、日赤の使命に基づく“人間のいのちと健康、尊厳を守る”活動が常に的確にできるよう 赤十字の支部・施設、奉仕団等の組織を挙げ、赤十字の広範なネットワークを活用して、可能な限りの活動を展開します。


新たな会員募集による資金で実現できるAED(付属品・メインテナンスを含む)の整備 (納入会費のすべてをAED整備に充てた場合)

  2,000円(一口)会員が100人(口)入会していただくことで、→ AED1台が整備できます。

 目標の50,000口の入会が実現できれば、→ 24時間対応のAEDが県下に500台整備できます。

他の取り組みも含め、実現・充実ができますよう、多くの県民の皆様が“いのちを守る赤十字会員”になっていただきますようお願い申し上げます。

入会方法はこちら

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