大韓赤十字社蔚山広域市支社との相互交流事業を実施しました!
支部主催の国際交流事業の一環として、韓国蔚山広域市支社との間で、青少年赤十字メンバーの相互訪問事業を実施しました。
この事業は両国の青少年赤十字メンバーが、双方の国を訪問することで歴史や文化、生活習慣に触れ、青少年赤十字の実践目標のひとつである「国際理解・親善」を深める目的で一昨年から始まりました。
今年は中学・高校生を対象に、8月1日から5日まで韓国蔚山広域市のRCYメンバー(※)を山口県で受入れ、8日から12日まで山口県のJRCメンバー(※)を韓国に派遣しました。
(※JRC・・日本の青少年赤十字 RCY・・世界の青少年赤十字)
山口県受入れ 平成30年8月1日(水)~5日(日)
○来県メンバー
大韓赤十字社蔚山広域市RCYメンバー6名(中学生2名、高校生4名)
指導教師 3名、赤十字職員 1名
○行程
8/1(水) |
来県 歓迎式(山口県支部) |
8/2(木) |
山口県赤十字血液センター見学、大内塗箸作成体験、秋芳洞見学 |
8/3(金) |
青少年赤十字高校リーダーシップトレーニングセンター参加 |
8/4(土) |
ホームビジット(山口市内の一般家庭訪問) |
8/5(日) |
帰国 |
8月1日(水)日赤山口県支部において歓迎式を行い、それぞれの職員から両国の青少年赤十字活動の紹介がありました。
8月2日(木)血液センターにて献血ルームや血液製剤の見学。午後からは山口の伝統的工芸品として有名な大内塗箸作りにチャレンジしました。講師から指導を受け、約1時間で完成しました。
午後に美祢市へ移動し、日本最大規模の鍾乳洞である秋芳洞を見学しました。見学には、賛助奉仕団(青少年赤十字支援団体)委員長が同行し、洞内の主要な名所を案内しました。
8月3日(金)国立徳地青少年自然の家を会場に実施した、JRCメンバーのリーダーシップトレーニングセンター(宿泊研修)に合流し、県内から集まった日本の高校生と共に宿泊して交流を深めました。
8月4日(土)山口市内の一般家庭を訪問。家庭料理や生活様式を体験しました。
蔚山広域市へ派遣 平成30年8月8日(水)~12日(日)
○派遣メンバー
山口県青少年赤十字メンバー7名、指導教師3名、赤十字職員1名
○行程
8/8(水) |
歓迎式(蔚山広域市支社) |
8/9(木) |
サマ―キャンプ参加(金海市) |
8/10(金) |
国立海洋博物館見学、日本文化紹介、マフィン作り、高齢者施設訪問 |
8/11(土) |
ホームビジット(RCYメンバー宅を訪問) |
8/12(日) |
帰国 |
8月8日(水)歓迎式が大韓赤十字社蔚山広域市支社にて行われました。式には、蔚山支社の職員および、青少年赤十字活動やボランティア活動の支援組織の代表者、RCY指導教師など、多数の出席がありました。
8月9日(木)蔚山広域市内の小学校RCYメンバーが集うサマ―キャンプに参加しました。夜は釜山の青少年研修施設へ移動し、RCYメンバーたちと同じ部屋で宿泊しました。
8月10日(金)国立海洋博物館を見学しました。朝鮮通信使船1/2復元船の展示もあり、日本と朝鮮で、人や文化の交易が盛んに行われていたことを学びました。
午後からは蔚山広域市支社にて、大韓赤十字社のシニアボランティアの指導によりマフィンを作った後、老人ホームを訪問し、入所者の方へ手作りのマフィンをプレゼントしました。その後、両国のメンバー同士で文化紹介を行い、日本からは書道、折り紙を紹介しました。
8月11日(土)JRCメンバーがRCYメンバーの自宅へホームジビットしました。翻訳アプリを使用して、コミュニケーションを積極的に図っていました。
今回の国際交流に参加したJRCメンバーからは「話す言葉が違っても、気持ちは伝わるということがわかった」「この経験を今後のJRC活動に繋げていきたい」といった感想が得られました。