令和元年度山口県赤十字奉仕団中堅団員研修会を開催しました!

令和元年10月8日(火)、カリエンテ山口婦人教育文化会館(山口市)にて、地域で活動する赤十字奉仕団(※地域奉仕団)の中から、中堅団員、約70名を対象に、研修会を行いました。

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午前中は、藤本支部指導講師から、赤十字のおこりや赤十字マークの意味・国際人道法ジュネーブ条約等の講義。続けて、災害について自分たち地域のこととして考えてもらうための、「災害エスノグラフィーワークショップ」を行いました。
「災害エスノグラフィー」とは、被災者の経験談を時系列に沿ってまとめた読みもののことです。
日赤では、自分が被災した時のことを具体的にイメージできるよう、この災害エスノグラフィーを読み解き話し合うことを、防災・減災学習プログラムの一つとして実施しています。
参加者は、「災害エスノグラフィー」に書かれた被災者から何を学ぶべきか、重要な箇所を抜き出して、グループで話し合いました。
プログラムの最後には、被災経験のある参加者から、当時の様子をお話いただきました。身近な方の経験談を聞くことにより、災害とはいかようなものなのか改めて感じていただけたのではないでしょうか。

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午後からは、2グループに分かれて、より健康的な生活をおくるため、また避難所生活で役立つ知識と技術を身に付けるための実技研修を実施しました。
杉山講師からは、エコノミークラス症候群予防体操や、清潔を保つためのホットタオルの作り方、ハンドマッサージやお口の体操を学びました。

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竹藤講師からは、血液やリンパの流れを促進する方法を学び、実際に体が温まり気持ちよくなった参加者からは、「こころも体もほっとした」と感想がありました。

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他にも、「防災の必要性をあらためて感じた」「内容が深く、今までの最高の研修会でした」「日頃から人のつながりが大切だということがよく分かった」「繰り返し研修を受けることで、災害についての意識が高まる」などの感想がありました。
日赤県支部では、このように、災害への備えや健康な生活をおくるための知識と技術の普及に努めています。