JRC加盟校の川西中学校が、石巻の東日本大震災被災者が講演するオンライン授業に参加しました!

令和3年1月29日(金)、山口市立川西中学校2年生61名が道徳の授業の時間に、東日本大震災の被災者で、現在は石巻市で震災語り部活動をされる草島真人さんとオンラインで繋ぎ、「わかっていたのに、あの時できなかったこと」と題した講演を聞きました。

これは、日赤宮城県支部が「震災を風化させてはいけない」との想いから、発災10年を機に企画した「オンライン語り部活動」というプロジェクトで、全国のJRC加盟小・中・高校を対象に全26回開催しているものです。

今日の回には、6府県から7校が参加し、草島さんの被災体験を聞きました。

「石巻に住む自分は、子どものころから何度も何度も避難訓練をしてきた。地震があったら津波がくるから、絶対に家に戻ってはいけない。海に近づいてはいけない。分かっていたのに、残した家族が心配で家に戻ってしまった。」と語り、実際に津波がくるのが見えた時は、「『怖い』より『自分は間違ったことをしてしまった』という思いを強く感じた。」と当時の心境を振り返りました。

草島さんは、テレビ画面越しに、「あなただったら、津波がくると分かっていて、家族の元に戻りますか」と問いかけました。

生徒らは、首を傾げ真剣な表情で考えていました。

日ごろから家族と、連絡方法や避難場所について話し合っておくことが大切だと学びました。

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