令和2年度幼稚園・保育所(園)・認定こども園対象青少年赤十字研修会を開催しました
令和3年2月12日(金)午後3時から、山梨県下の幼稚園・保育所(園)・認定こども園の先生方16名が集まり山梨赤十字会館で、令和2年度幼稚園・保育所(園)・認定こども園対象青少年赤十字研修会が開催されました。
この事業は、令和2年10月21日(水)に開催予定だった『山梨県こども赤十字祭り』の代替事業として実施されました。こども赤十字祭りは山梨県立図書館1階イベントスペースを貸し切り、園・所等の先生方と子供たちが交流を図る中で親睦を深め赤十字・青少年赤十字について学ぶものです。幼児の学習の場であるとともに、先生方のキャリアアップの機会としてとらえ実践が重ねられてきました。
しかし、今年度はその事業が中止になったので平成27年度以来の事業として、日本赤十字社山梨県支部が主催し山梨県教育委員会に後援をいただき研修会として開催しました。
加盟園(所)以外の方も参加いただいたので、まず赤十字・青少年赤十字について学びました。赤十字は民間の組織であるからこそ、様々な制約を受けずに人道に則った活動ができることを参加者は改めて認識しました。
次に、山梨県教育庁義務教育課主幹・指導主事 山下春美先生から、「幼保小の連携について」ご講演いただきました。先生は、山梨大学甲府キャンパスに令和2年10月に開設された「やまなし幼児教育センター」に籍を置き、幼児が小学校入学時に、学校生活をスムーズにスタートできるよう、幼保小相互の教育理解、教育課題等を共有するため、研修等を指導者として企画実施しています。内容としては、今求められている幼保小連携、幼児期の教育と児童期の教育の違いなど、ご講義いただきました。
開講式挨拶の中で本センター設立に尽力された青少年赤十字指導者協議会幼保部会長 廣瀬集一先生は、国公私立の幼稚園・保育所(園)・認定こども園の先生方がキャリアステージに応じ研修が受けられることはとても大切なことで、センターの先生が各園・各所に直接訪問し、助言・支援を受けられることは山梨の幼児教育にとっても価値のあることだとのお話がありました。
最後に、田富みかさこども園 中澤律子先生から園で青少年赤十字を取り入れ、「気づき・考え・実行する」子供の育成に取り組んでいる実践が紹介されました。実際に園の経営に携わっている先生からのお話しで、参加者は自分の園(所)と比べながら学習を深めていました。
今回の事業には富士・東部地域の先生方に多数、ご参加いただきました。山梨県内の幼児教育が益々、盛んになることを願います。