献血前に
- お名前、生年月日、住所、電話番号などは正確にお答えください。
- 初めて献血をされる方は、ご本人の確認のため、運転免許証などの提示をお願いします。
- 問診項目には正確にお答えください。事実と異なる回答をされた場合、輸血を受けた患者さんに深刻な状況をもたらす場合があります。
- 献血に伴う副作用予防のため、献血前に水分(スポーツドリンク等)を補給してください。
- 献血後に高所作業や激しいスポーツ、自動車の運転等をされる方は献血前にお知らせください。
特に乗り物の運転をされる方は、献血後に十分な休憩(30分以上)をおとりください。
献血時は
- 体重、血圧・脈拍、体温、血色素量(ヘモグロビン濃度)を事前に測定します。
- 200mL・400mL献血では10分から15分位、成分献血では体重等に応じて採血する量(上限600mLまで)が異なりますので、40分から90分位の採血時間がかかります。
- 採血針や採血バッグ等は、お一人ずつ使い捨てとなっています。
- 採血装置の不具合等により、採血が中断されたり、いただいた血液が輸血に使用できなくなることがあります。
献血に伴う副作用と注意
- 次のような症状が起きた場合は、すぐに職員にお知らせください。
- 針を刺したときに、強い痛みやしびれがある場合。
- 気分不良やめまい等の症状がある場合。
※立ち上がらず、そのままの姿勢でお知らせください。
- 口唇や手指のしびれ感などの症状がある場合。
※成分献血では血液が固まらないように抗凝固剤(クエン酸ナトリウム)を使用しているため、このような症状を起こすことがあります。
- 皮下出血がある場合。
- 採血針を刺したところに、跡が残ることがあります。
- 献血時の、LEG CROSS運動 (下肢筋緊張運動)にご協力ください。
LEG CROSS 運動(下肢筋緊張運動)とは PDF
献血いただいた血液は
- 検査を実施し、血液製剤の基準に適する場合、輸血用血液製剤及び血漿分画製剤の原料に使用されます。
※輸血用血液製剤とは
「赤血球製剤」「血漿製剤」「血小板製剤」「全血製剤」があります。
※血漿分画製剤とは
血漿中に含まれる血液凝固因子、免疫グロブリン、アルブミンなどのたんぱく質を抽出・精製したものです。献血血液の成分である血漿を原料として、国内製薬企業において製造されています。
- 血漿分画製剤については、国内の患者さんに使用される他、国内自給と安定供給の確保に支障が生じない範囲で、国が定める方針や計画に基づき海外の患者さんのために輸出される場合があります。
- 血液の一部は少なくとも11年間冷凍保存し、輸血による副作用や感染症などの調査のために使用します。
献血の依頼について
- 受付時に確認させていただく「献血の依頼についての応諾意思」に同意いただいた方には、はがき、電話、メール、LINE等により、患者さんに必要な血液製剤を供給するために、献血のご協力をお願いする場合があります。