一定期間内に予防接種を受けた方
インフルエンザ、日本脳炎、コレラ、A型肝炎、肺炎球菌、百日ぜき、破傷風等の不活化ワクチンおよびトキソイドの接種を受けた方は、接種後24時間の献血をご遠慮いただいています。
B型肝炎ワクチンの接種を受けた方は接種後2週間、抗HBs人免疫グロブリンを単独または併用した方については投与後6カ月間、狂犬病ワクチン(動物にかまれた後)を接種された方は接種後1年間の献血をご遠慮いただいています。
おたふくかぜ、風疹、一部のインフルエンザワクチン、BCG等の弱毒生ワクチンの接種を受けた方は、接種後4週間、天然痘ワクチンの接種後は2カ月間、破傷風、蛇毒、ガスえそ、ボツリヌスの抗血清の投与を受けた方は投与後3カ月の献血をご遠慮いただいています。
新型コロナウイルスのワクチンを接種された方は、次のとおりです。
【不活化ワクチンを接種された方】
接種後24時間を経過していれば献血にご協力いただけます。
※国内で承認されたものは令和4年10月時点でありません
【組み換えたんぱく質ワクチンを接種された方】
接種後24時間を経過していれば献血にご協力いただけます。
例)ノババックス社
【RNAワクチン(mRNAワクチンを含む)】
接種後48時間を経過していれば献血にご協力いただけます。
例)ファイザー社、モデルナ社、第一三共社、MeijiSeikaファルマ社
※オミクロン株対応のワクチンを含む
【ウイルスベクターワクチン】
接種後6週間を経過していれば、献血にご協力いただくことが可能です。
例)アストラゼネカ社、J&J(ヤンセンファーマ)社
※過去にワクチン接種により誘導された免疫反応によって、血小板数の低下とともに、血栓症を引き起こす疾患(vaccine-induced immune thrombotic thrombocytopenia: VITT)[同じ病態への診断名として、ワクチン接種後の血小板減少症を伴う血栓症(Thrombosis with Thrombocytopenia Syndrome: TTS)の名称が用いられることもある]を発症した方は、当面の間献血を控えていただくこととしています。
【海外で接種されたワクチン】
ワクチンの有効成分が「不活化ワクチン及び組み換えタンパク質ワクチン」、「RNAワクチン」、「ウイルスベクターワクチン」に該当する場合は、原則、該当するワクチンの献血受入基準が適用されます。詳しくは健診医にお尋ねください。
※今後、新たに承認される新型コロナウイルスのワクチンについて、その有効成分の特性によっては、国の審議会等での検討が必要となり、接種後の献血受入基準が定められるまで、献血をお控えいただく場合があります。また、上記以外のワクチンタイプは現時点で受入基準がないことから、献血をお控えいただくこととしています。
なお、新型コロナウイルスのワクチンに限らず、いずれのワクチン接種において、接種後の症状が残るなど体調の優れない方には、献血を控えていただくほか、アナフィラキシーショックのような重篤な症状を起こした場合は、症状出現後1年間は献血を控えていただくこととしています。
※予防接種前の献血は基本的に制限しておりませんので、 ご心配な点がございましたら、接種を受けられる前に ご担当の医師又は医療機関等にご相談ください。