第11回赤十字・いのちと献血俳句コンテスト受賞作品が決定!
平成28年12月10日(土)株式会社読売新聞東京本社において、日本赤十字社第11回赤十字・いのちと献血俳句コンテストの表彰式を開催し、最優秀賞や優秀賞等の受賞者15名に賞状等を授与しました。
今年で第11回を迎えた本コンテストには、平成28年6月13日(月)から10月14日(金)までの期間中、多くの皆様からご応募いただき、24万句を超える作品が寄せられました。
そして、多くの応募作品の中から、審査員長の俳人・黛 まどかさん等による最終審査を経て、厚生労働大臣賞及び文部科学大臣賞をはじめとする各受賞作品が決定しました。
主な受賞作品
主な受賞作品は以下のとおりです。
厚生労働大臣賞
祭足袋 はいたるままに 献血す (神奈川県 桐谷 咲玖良 さん 高校3年生)
文部科学大臣賞
うきぶくろ 今年の夏で 卒業だ (大分県 力 遥斗 さん 小学5年生)
日本赤十字社 社長賞
村あげて 児童ふたりの 運動会 (岐阜県 村瀬 利明 さん)
日本赤十字社 血液事業本部長賞
振り切った 最後の一球 夏終わる (兵庫県 竹内 彩花 さん 中学3年生)
ピカチュウ賞
うんどう会 いもうとのこえ きこえたよ (愛媛県 佐藤 史弥 さん 小学2年生)
審査員のコメント
表彰式において、審査員長の黛さんは、「皆さんの俳句には、様々な場面でいのちの輝きを受信して、感受した様子がそれぞれ表現されていました。皆さんの俳句には、運動会の一コマや、野球の最後の1球を振り切った瞬間、初めての献血で緊張して木犀が香ったなど、生き生きとしたいのちが詠まれていました。どの句も、「いま」「ここ」があるんですね。そこを懸命に生きているいのちです。いのちというのは漠然としたものではなくて、みなさんが詠まれた句のように色がある、においもある、音もある、そしてぬくもりがある、手触りがあるもの、それがいのちです。ゲームの中では何回も生き返ることができますけれども、生というのは実際にはたった一度しかありません。やり直しが出来ないもの。だからこそ、尊いのだと私は思います。本日は本当おめでとうございました。」と講評をされました。
たくさんのご応募、ありがとうございました。
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