日本赤十字社から赤十字国際委員会が実施する紛争地域における事業への派遣です。
紛争で傷ついた人びとを救うために、医療や公衆衛生のサービスを提供し、離散家族の支援や収容所訪問などの「プロテクション」といわれる活動などを行なっています。
医療や公衆衛生分野では医療職全般、その他の分野では総合職や専門家が求められています。
「ICRCって何をしているの？」
ICRCの活動をまとめたアニメーションです。
Health Care
「Working for the ICRC: Health delegate」(英語字幕付)
- 救急処置、入院前救急医療
負傷者や病気の人びとが安全で人道的かつ効果的な治療を受けられるようにすること、また、さらなる治療のための適切な施設への移送などに貢献します。
主な対象職種：救急医、救急看護師、救急隊員、救急救命士など。
- プライマリ・ヘルス・ケア
紛争犠牲者にヘルス・ケアへのアクセスポイントを確保する活動です。地域で流行する疾病の予防や治療、子供へのワクチン接種、妊婦への産前ケアの提供などを行なっています。
主な対象職種：内科医、看護師、公衆衛生の専門家など。
- 医療施設での診療
戦争やその他の暴力によって傷ついた人びとのいのちを救い、包括的な医療サービスを提供しています。既存の地元医療施設の能力を高めながら、医療サービスへのアクセスを改善しています。
主な対象職種：外科医、整形外科医、麻酔科医、手術室看護師、病棟看護師など。
- 抑留者のヘルス・ケア
収容所のなかでも抑留者のいのちと健康、尊厳が保護され、医療を受ける権利が守られるように活動を行なっています。
主な対象職種：内科医、外科医、看護師、公衆衛生の専門家など。
- リハビリテーション
身体に障害がある人びとの社会参加を目指し、それぞれの国や地域で提供されるリハビリテーションサービスを強化、改善する活動を行なっています。
主な対象職種：理学療法士、義肢装具士など。
- 精神保健及び心理社会的支援（MHPSS）
戦争やその他の暴力などによって引き起こされた個人や集団の心理社会的、精神保健的な問題に対処するための活動を行なっています。
主な対象職種：精神科医、臨床心理士など。
Protection
- プロテクション
戦争やその他の暴力によって離ればなれになってしまった家族をつなげる離散家族支援や、抑留者の保護のための収容所訪問などの活動を行なっています。
Others
- その他
上記に挙げたほか、水・衛生や生計支援などの分野で活動があります。