【速報】アフガニスタン地震:マグニチュード6.3の地震により複数の村に壊滅的な被害
現地時間10月7日午前11時10分(日本時間15時40分)、アフガニスタン西部へラート州でマグニチュード6.3の地震が発生。その後も同クラスの余震が相次ぎ、震源地付近、揺れが強かったジンダヤン地区の12の村で壊滅的な被害を発生させています。アフガニスタン赤新月社によると、これまでに少なくとも400人以上の死者、数百人もの負傷者が確認されておりますが、被害状況の把握はまだ困難で、死者については1,000人に達する恐れがあるとしています。一刻も早い行方不明者の捜索・救助が必要とされる中、アフガニスタン赤新月社は懸命な救護活動を続けています。
被害の大きいジンダヤン地区でアフガニスタン赤新月社スタッフとボランティアは懸命な捜索活動を行う©️ARCS
アフガニスタン赤新月社は発災後すぐに、ボランティアを含む緊急の医療チーム(女性医師を含む)や救護チームを動員し、瓦礫の下に埋もれた人の捜索・救助、負傷者への応急手当を開始しました。また、この地震により亡くなった方の遺体を丁寧に収容し移送するなど、尊厳ある遺体の取り扱いも行なっています。
被災地では多くの家屋が倒壊したため、人々は住む所を失いました。アフガニスタン赤新月社は、緊急の避難キャンプを設置し、被災者が安全に過ごせる場所を提供しています。避難場所に加え、食事や水、毛布やブルーシートなどの配付も実施。国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)や、パートナー赤十字、赤新月社のサポートのもと、その準備を拡大しています。
発見された犠牲者を移送©️ARCS
配付する食料品をトラックに積み込む©️ARCS
現地では、アフガニスタン赤新月社が、被災地各地での被害調査やニーズアセスメントを進めています。どれだけの規模の災害になってしまったのか、その全容はまだ掴めませんが、長期的な支援が必要になることは明らかです。被災地の膨大なニーズにアフガニスタン赤新月社は対応を続けます。
被災地各地での被害状況の調査が進められている©️ARCS