【速報】米国ロサンゼルス近郊で大規模な山火事が発生、米国赤十字社は迅速な救援活動を展開
2025年1月7日に米国西部のロサンゼルス近郊で発生した山火事は、3日が経過した今も鎮火することなく猛威を振るっています。
乾燥や、ハリケーンに匹敵するほどの強風という悪条件が火災を急速に拡大させたことにより、数万エーカー(1エーカー=約4,047平方メートル)という広大な土地が焼失し、1月9日時点で計9,000棟以上の家屋が損壊。約18万人に避難命令が発出されるなど、依然として警戒が必要な状況が続いています。
人的被害においては、7名の犠牲者と多数の負傷者が発生していることが米国メディアを通じて報じられていますが、被害の全容はまだ見えておらず、来週も続くと予報される悪条件の気象により、被害が拡大することも懸念されています。
■米国赤十字社は、避難者やその家族への支援を展開
米国赤十字社は発災後すぐに緊急対応を開始し、安全な避難場所の提供、食料・救援物資等の配付、こころのケアの実施など、幅広い救援活動を展開しています。また、数百人もの災害対応要員を動員し、開設した複数の避難所で過ごす何千人もの被災者のために、簡易ベッドや毛布、水などの物資の配付を進めています。
また、不安を抱えた被災者やその家族が相談できる窓口として、24時間多言語で対応可能なヘルプラインを設置。離れ離れになった家族の再会支援を提供するなど、家族を含めた被災者に寄り添う支援に取り組んでいます。
(開設中の避難所/ヘルプライン/離散家族支援に関する情報は、米国赤十字社のホームページからご確認いただけます。)
日本赤十字社は引き続き、国際赤十字との連携を密に行い、被害状況の把握、必要に応じた支援を検討していきます。