
- 非常持ち出し袋が行方不明!
- え、トイレ使えないの!?
そんな避難にまつわるあるあるを
赤十字防災セミナーを担当する赤十字職員とまとめたのが、
この「要注意!避難あるある図鑑」です。
思わずしてしまう判断のミスや迷いをチェックしておけば、
「いざという時」の行動がきっと変わります。
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あるあるNo.01
注意報が出てるけどいつものことだし大丈夫だろう。
油断と盲点をチェックあるあるNo.02非常持ち出し袋が行方不明!
油断と盲点をチェック -
あるあるNo.03
危なそうだけど、あの避難場所へ行かなきゃ!
油断と盲点をチェックあるあるNo.04崖崩れ?うちは丈夫だから大丈夫!
油断と盲点をチェック -
あるあるNo.05
机の下に隠れていれば大丈夫!
油断と盲点をチェックあるあるNo.06近所の人も逃げ始めたらうちも逃げよ。
油断と盲点をチェック -
あるあるNo.07
まだ大丈夫と思っていたら…もう水がすぐそこまで…
油断と盲点をチェックあるあるNo.08アウトドア好きだから車中泊もへっちゃら!
油断と盲点をチェック -
あるあるNo.09
うわ!なにもない!
油断と盲点をチェックあるあるNo.10この土地は、大きな地震が起きる確率は低いから大丈夫!
油断と盲点をチェック -
あるあるNo.11
必要なものは避難所にきっとあるよね。
油断と盲点をチェックあるあるNo.12棚は固定していたのに、食器はぜんぶ出てきちゃった…
油断と盲点をチェック -
あるあるNo.13
連れていけない…ごめんね、あとで迎えにくるからね。
油断と盲点をチェックあるあるNo.14スマホがあれば、なんとかなるよね。
油断と盲点をチェック -
あるあるNo.15
え、トイレ使えないの!?
油断と盲点をチェックあるあるNo.16避難所、なんだか眠れないな。
油断と盲点をチェック -
あるあるNo.17
津波から避難したいのに大渋滞!
油断と盲点をチェックあるあるNo.18避難所で体を動かす機会がなくて、体が固まってきた気がする。
油断と盲点をチェック -
あるあるNo.19
何日もお風呂に入れなくて、体がベタベタ……
油断と盲点をチェックあるあるNo.20困ってる人がいる!けど警察や消防に任せよう。
油断と盲点をチェック
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赤十字では、防災・減災に役立つセミナーを
全国で開催しています!
全国で開催しています!
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災害への備え
自然災害(地震/津波/大雨・土砂災害)や感染症がもたらす様々な被害から、いのちを守り、その後の暮らしをつなぐために、平時から備えること(自助・共助)の重要性を学びます。参加者の声備蓄品を改めて見直したいことと、災害時の連絡の取り方を確認しておきたいと思いました。 -
災害エスノグラフィー
災害現場に居合わせた人々の生の声をまとめた読み物を読み、過去の災害を追体験することで、被災時の状況や自らの役割を学びます。参加者の声被災された方の体験談がまとめられた読み物を通して、災害時の生々しい人間の感情や行動を理解することができ、深く考えさせられました。 -
災害図上訓練(DIG)
地域の防災マップの作成を通じて、防災上の資源や危険箇所を把握・理解し、個人や地域で予め行うべきことをゲーム感覚で学びます。参加者の声自分の住んでいる地域の防災マップを作成することで、自宅周辺のことが良く分かり、平時から必要な備えをしっかり学ぶことができました。 -
家具安全対策ゲーム(KAG)
自宅(部屋)の平面図を描くゲームを通じて、地震で起こる被害や家具の安全対策の必要性を把握・理解し、身の安全を守る方法を学びます。参加者の声自宅の危険な場所が分かり、帰ったら改めて家具の固定ができているか確認してみようと思いました。 -
ひなんじょ たいけん
大地震における避難所生活の一部をイメージした「避難所をつくるカードゲーム」を通じて、避難所での「避難者の目線で心がける事柄」を学びます。参加者の声「ひなんじょ たいけん」を通して避難所生活を実際にイメージすることができました。いつ訪れるか分からない災害に備えて、子どもたちにも自助と共助の重要性をしっかり伝えていきたいと思いました。 - ※セミナーの開催は、町内会・自治会から小学校区程度までを範囲とし、原則として地域住民の方を対象としています。詳細は、お住まいの日本赤十字社各都道府県支部までお問合せください。
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「赤十字は、動いてる!」リアルKAG

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⚠️#災害 からいのちを守るために⚠️
— 日本赤十字社 (@JRCS_PR) 2024年11月6日
地震や大雨などで災害が発生したら…
とるべき行動の把握など、日頃から
備えていますか?
実は、住んでいる地域を知ることも
防災の1つ!
散歩などから気軽に始められる防災を
まとめました。必読です👀
公衆電話を見つけた方は「☎」を
コメントしてください✉

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あるあるNo.01
注意報が出てるけどいつものことだし大丈夫だろう。

今日も、本当に「いつものこと」でしょうか?
解説
「これくらいなら大丈夫」という正常性バイアスが働き、危険を過小評価してしまい、適切な行動を起こすタイミングを逃すことがあります。気象庁は気象警報を発表するような激しい現象が予想される数日前から「早期注意情報」や「気象情報」を発表しています。時間を追って段階的に発表される「早期注意情報」や「気象情報」、「注意報」、「警報」などの防災気象情報を有効に活用し、早めに防災対策・避難行動を行いましょう。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.02
非常持ち出し袋が行方不明!

探す時間が、命を脅かす。
解説
災害時に必要なものがすぐに取り出せないと、避難が遅れる可能性が出てきます。非常時に慌てて探すことがないように、非常持ち出し袋は玄関付近や目につく場所に保管しましょう。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.03
危なそうだけど、あの避難場所へ行かなきゃ!

避難場所は、ひとつじゃない。
解説
災害時の避難において、指定緊急避難場所・指定避難所への経路が途絶していたり、危険を伴うような状況も起こり得ます。洪水、土砂災害、津波など災害種別ごとのハザードマップで地域の危険区域を事前に把握し、複数の経路や指定緊急避難場所・指定避難所について確認しておくようにしましょう。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.04
崖崩れ?うちは丈夫だから大丈夫!

その思い込みが崩れ去る。
解説
土砂災害のおそれのある地区は「土砂災害警戒区域」等とされています。土砂災害ハザードマップを利用して、自分の家が土砂災害のおそれのある地区かどうかや、避難場所や避難経路を確認しましょう。危険を感じたり、お住まいの地域に土砂災害警戒情報が発表されたら、家族・親戚や地域内の方々と声をかけあいながら、早めに近くの安全な場所に避難しましょう。ただし、雨が激しくなる中、指定された避難場所に行くことだけが避難とは限らない場合もありますので、様々な状況と避難の方法を事前に想定しておくことが大切です。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.05
机の下に隠れていれば大丈夫!

家が弱いと、机の下も危険地帯。
解説
大きな地震から身を守るうえで重要なのは、住宅の耐震化です。自宅が倒壊・崩壊の場合、そもそも机の下に隠れても机ごと下敷きになってしまう危険があります。自宅の耐震性が高い場合は、頭を保護し、大きな家具から離れ、丈夫な机の下などに隠れて落下物から身を守りましょう。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.06
近所の人も逃げ始めたらうちも逃げよ。

いのちを守る判断が、他人任せになるなんて。
解説
気象情報等で危機的な状況が知らされているにもかかわらず、「近所の人も逃げていないので自分もそうしよう」と考えてしまうのは、同調性バイアスが働いているからかもしれません。日常生活では協調性につながりますが、災害時には周囲の人の様子をうかがっているうちに避難が遅れる原因にもなりえます。その反対に周囲に率先して避難する人がいれば、より多くの人を避難に導くことも可能です。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.07
まだ大丈夫と思っていたら…もう水がすぐそこまで…

「まだ」と思った今が、最後のチャンスかもしれません。
解説
洪水で命に危険が及ぶ範囲は、洪水ハザードマップの浸水想定区域が基本となりますが、想定される浸水の深さやお住まいの建物の階数に応じて、建物からの立退き避難が必要か、建物の2階以上への垂直避難でよいか、命を守るためにとるべき避難行動が異なります。また、災害が予測される状況下にあっても、「まだ大丈夫」など都合よく考えてしまう正常性バイアスが働くことがあります。日常生活では不安や心配を減らす役割を果たしますが、緊急事態では逃げ遅れの原因にもなりえます。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.08
アウトドア好きだから車中泊もへっちゃら!

「慣れ」や「好き」に頼るだけでは、命を守り切れません。
解説
車中泊避難は、プライバシーの確保やペットの世話ができるなどの利点がある一方で、エコノミークラス症候群の危険があり、健康管理に注意が必要です。また、各避難者が自由に場所を選ぶと、支援が行き届かない可能性もあるので、事前に自治体のルール等を確認しましょう。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.09
うわ!なにもない!

いざというときの対策は、普段の備えから。
解説
災害発生時、コンビニなどのお店に人が殺到し、すぐに商品がなくなるかもしれません。買占め・欠品が起こっても焦らなくて済むように普段から備蓄しておきましょう。食料は、ローリングストックという備蓄方法で、いつも使う食材を多めに購入・消費・追加のサイクルを繰り返していきましょう。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.10
この土地は、大きな地震が起きる確率は低いから大丈夫!

「今まで起きていない」は、「これからも起きない」ではない。
解説
「今後30年以内に震度6以上の揺れに見舞われる確率が数%」といわれていた地域でも、大きな地震とその被害に遭っています。 確率に関わらずどの地域でも災害は起こり得ると考え、いざというときの準備を進めましょう。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.11
必要なものは避難所にきっとあるよね。

と、みんなが思っていたら、どうなるだろう。
解説
災害時はライフラインの停止や道路の寸断等によって、支援物資がすぐに到着できない場合や、届いても数が十分でない場合もあります。それがないと生活に支障が生じるものは一人ひとり違うので、必要なものは自分自身で準備して、非常用持ち出し袋などに入れておきましょう。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.12
棚は固定していたのに、食器はぜんぶ出てきちゃった…

お皿が飛び出してくる。大地震ならありえる話です。
解説
大きな地震の揺れでは、家具を固定していても、棚の中身などが飛び出しケガにつながる恐れがあります。扉にもストッパーをつけるなど、対策しておくと安心です。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.13
連れていけない…ごめんね、あとで迎えにくるからね。

避難所の飼養ルールを調べておくのは、飼い主のルールです。
解説
ペットは家族の一員であるという意識が浸透しつつあります。ペットと一緒に避難するためには、動物が苦手な方や、アレルギーを持っている方等への特別な配慮も求められます。ペットの飼養ルールは、各避難所で異なりますので、事前に自治体等に確認しましょう。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.14
スマホがあれば、なんとかなるよね。

電波はあるのに、安全圏外。
解説
災害時には停電や通信障害、アクセス集中などでスマホが使えなくなる場合があります。災害時には公衆電話が有効ですので、自分の住む地域のどこに設置されているか確認しておくとともに、10円玉や100円玉を準備しておきましょう。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.15
え、トイレ使えないの!?

どんな状況でも、人はトイレに行きたくなる。
解説
災害時には断水が発生し、トイレが使えないことも。仮設トイレが避難所に行き渡るまでに時間がかかるため、水の必要がなく、衛生面でも安心して使える、携帯トイレが非常に便利です。いざという時のために、携帯トイレを備蓄品のなかに加えておきましょう。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.16
避難所、なんだか眠れないな。

知らない人のいびきが聞こえることも。
解説
避難所では十分なプライバシーがないことがあります。また、集団生活の中で消灯時間が早い場合もあり、周りの声や物音がするなど日頃の就寝環境とは異なっています。眠れないときは無理をせずに、身近な人や、専門家に相談してみましょう。
あるあるをシェアして大切な人と備えよう
この避難あるあるをシェアあるあるNo.17
津波から避難したいのに大渋滞!

急ぐときほど、一歩一歩安全へ。
解説
交通渋滞に起因する被害のリスクを軽減する観点から、津波避難は徒歩による避難が原則とされています。しかし、地域によっては、避難場所や避難目標地点まで相当な距離があるなど、災害時要配慮者の円滑な避難が非常に困難なところもあります。自動車等を利用しても渋滞や交通事故、徒歩避難を妨げるおそれが低い場合、地域の実情に応じた避難方法が自治体によってあらかじめ定められている場合があります。
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この避難あるあるをシェアあるあるNo.18
避難所で体を動かす機会がなくて、体が固まってきた気がする。

たかが運動不足で、病気になるなんて。
解説
避難所生活では運動不足によるエコノミークラス症候群や生活不活発病を防ぐため、適度に体を動かすことが重要です。ずっと横になるのではなく、毎日の生活の中で活発に動きましょう。高齢な方や持病がある人は十分に気を付けておこなってください。
あるあるをシェアして大切な人と備えよう
この避難あるあるをシェアあるあるNo.19
何日もお風呂に入れなくて、体がベタベタ……

こんな時こそ、身も心もスッキリしたい。
解説
入浴ができない場合に清潔を保つ方法として、温かいおしぼりやタオルなどを使用して体を拭いたり、足だけなど部分的な入浴が効果的です。また、ウェットティッシュやドライシャンプーを非常用持ち出し袋に準備しておくと、避難生活での衛生管理に役立ちます。
あるあるをシェアして大切な人と備えよう
この避難あるあるをシェアあるあるNo.20
困ってる人がいる!けど警察や消防に任せよう。

被災者を一番助けたのは、同じ被災者でした。
解説
大規模災害発生時、道路・電気・ガス・水道などのライフラインの寸断や同時多発する火災への対応のため、発生直後の公的な防災関係機関の活動は著しく制限されます。平成7年1月の阪神・淡路大震災では、地震によって倒壊した建物から救出され生き延びることができた人の約8割が、家族や近所の住民等によって救出されています。災害被害を軽減するには、自助・共助・公助の連携が重要です。