看護学生が赤十字救急法で人命救助!
一時心肺停止となった男性を救助したとして、姫路赤十字看護専門学校1年、中江陽菜さんに、兵庫県から善行をたたえる「のじぎく賞」が贈られました。
帰宅途中に心臓マッサージをしている場面に遭遇した中江さんは、緊張しながらも「お手伝いしましょうか」と声をかけました。入学後に赤十字救急法を学び、心臓マッサージの大変さを痛感していたことで、救助者1人では大変だろうと思い交代を申し出ました。
姫路赤十字看護専門学校では、1年生の6月に災害医療論(※1)で「赤十字救急法」を学んでいます。中江さんは、講義を思い出し、緊張しながらも心臓マッサージのリズムを崩さないように気をつけながら救急隊に引継ぐまで続けました。心臓マッサージをしている時のことを振り返り「意外と冷静でした。顔面蒼白でチアノーゼも出ている、大丈夫かな」と考えていたそうです。
このような現場に遭遇し、心臓マッサージを実施するには緊張や戸惑いがあったかもしれません。しかし、中江さんにとって人を助けることは「赤十字看護学生として当たり前のことを当たり前に行った」ことであり、赤十字救急法救急員であることが自信につながり、とっさの行動がとれたとのことでした。
中江さんは「これからも、目の前で起こったことから目を背けず、真摯に向き合える人でありたいと思います」と決意を熱く語っています。
看護学生が赤十字の理念を体現していのちを助ける行動がとれたこと、赤十字救急法によっていのちを救えたこと、これは本当に頼もしく嬉しいことであります。
『人間のいのちと健康・尊厳を守る赤十字看護師』を目指す仲間が増え、切磋琢磨できることを願っています。
※1 災害医療論では、災害救護に必要な基礎的知識、技術、態度について学びます。この授業の一環として赤十字救急法を学び、赤十字の一員としていのちを守るための行動を身につけています。
姫路赤十字看護専門学校のHPはこちら<<http://himeji.jrc.or.jp/school/
赤十字看護専門学校で学びたいかたはこちら<<http://www.jrc.or.jp/activity/nurse/school/
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