血漿製剤
品名 | 規格・単位/1袋 | 貯法 | 有効期間 | 効能又は効果 |
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新鮮凍結血漿-LR「日赤」120 | 血液200mL相当に由来する血漿1袋 | -20℃以下 | 採血後1年間 | 血液凝固因子の補充 |
新鮮凍結血漿-LR「日赤」240 | 血液400mL相当に由来する血漿1袋 | |||
新鮮凍結血漿-LR「日赤」480 | 480mL1袋 |
用法及び用量
ろ過装置を具備した輸血用器具を用いて、静脈内に必要量を輸注します。
輸血用器具とは
- 生物学的製剤基準・通則44に規定する輸血に適当と認められた器具であって、そのまま直ちに使用でき、かつ、1回限りの使用で使い捨てるものをいう。
新鮮凍結血漿輸血時の凝固因子活性上昇予測値(%)
血漿輸血直後の予測上昇凝固因子活性値は、以下の計算式から求められる。
(補充凝固因子の血中回収率を100%とした場合。血中回収率は目的とする凝固因子により異なる)
循環血漿量=40mL×体重(kg) または (70mL×体重(kg))×(1-Ht/100)
計算方法
体重と新鮮凍結血漿の投与量を指定すると、予測上昇凝固因子活性値(%)を計算します。
予測上昇凝固因子活性値(%) | = | 新鮮凍結血漿の投与量(mL) × 血中回収率(%) |
循環血漿量※(mL) |
凝固因子の生体内における動態と止血レベル
新鮮凍結血漿(FFP-LR120/240/480)投与時の予測上昇凝固因子活性値
1)観血的処置時の下限値
2)14日保存にて活性は50%残存
3)24時間保存にて活性は25%残存
(AABB : Blood Transfusion Therapy 7th ed, 2002, p27)*) 一部を改訂
製剤ラベル
製剤ラベルは、ABO血液型によって、色が分けられています。(A型:黄色、O型:空色、B型:白色、AB型:桃色)
また、輸血用血液製剤には血液型、製造番号、採血(製造)年月日、最終有効年月日等のバーコードが印刷されています。
輸血手順
- 実際の輸血手順については、こちらをご覧ください。
輸血にあたってのインフォームド・コンセント
輸血を実施するにあたっては、患者様またはそのご家族様に十分な説明を行い、理解を得ること(インフォームド・コンセント)が法律で求められています。
- インフォームド・コンセントについては、こちらをご覧ください。
血液保存液
輸血用血液製剤には、血液凝固の抑制や血液成分の機能を維持するために保存液が含まれています。
輸血用血液製剤に含まれる血液保存液の組成については、添付文書に記載されています。
- 血漿製剤の添付文書については、こちらをご覧ください。
製剤の品質データ
- 各血漿製剤の安定性試験成績は、こちらをご覧ください。