【トークセッション】紛争と混迷の中のアフリカ ~赤十字の役割~
人道支援を行う赤十字。多数の少女がいまだ誘拐されたままのナイジェリア情勢や、チャド湖周辺の紛争などについて、赤十字国際委員会(ICRC)のアフリカ事業副局長パトリック・ユセフが語ります。ユセフはまた、昨年まで二年間イラクの首席代表を務め現地事情に精通していることから、情勢が緊迫するモスルの人道危機についても質疑応答にて対応いたします。
第2部では、8月まで10カ月間、南スーダンの病院で活動した和歌山赤十字医療センターの吉田 千有紀看護師が、その活動について報告いたします。
〇日 時:平成28年10月24日(月)18時00分~19時30分
〇会 場:日本赤十字社本社1階 クロスラウンジ
東京都港区芝大門1-1-3
〇講演者:赤十字国際委員会(ICRC)アフリカ副事業局長 パトリック・ユセフ
日本赤十字社 和歌山医療センター 看護師長 吉田 千有紀
〇言 語:英語・日本語(逐次通訳付き)
〇参加費・事前申し込み:不要
パトリック・ユセフ 赤十字国際委員会(ICRC) アフリカ副事業局長
2005年より、スーダンやチャド、イラク、グアンタナモにて活動に従事。2010年から2013年はイエメン、イラン等の中近東副事業局長、その後2年間はイラク代表部にて首席代表を歴任。2016年1月より現職。現場での豊富な経験に加え、自由を奪われ拘束されている人々の処遇・司法の保障や武力紛争下における子どもの徴兵、移行期正義の問題など国際人道法に精通。
吉田 千有紀 日本赤十字社 和歌山医療センター 看護師長
1995年カンボジアにおける難民支援活動より海外派遣に携わり、スマトラ地震救援、アフガニスタンにおける地震救援、スーダン紛争犠牲者救援、その他、ミャンマー、リベリア、パキスタン、シエラレオネなどにて救援活動に携わっており、この度2015年10月から約10カ月間、南スーダンの首都ジュバから北東に約500km離れたマイウート(人口約8万人)にひとつしかない病院で、赤十字国際委員会(ICRC)病院事業管理者として活動した。