バングラデシュ南部避難民支援帰国報告会 ~ミャンマーでの衝突から1年、なお惨状続く~

ミャンマーでの衝突から1年が経った今もなお、避難民が苦しむ悲惨な現状について、ひとりでも多くの方に知っていただくため、日赤は、現地で支援に携わり、帰国直後となる医療チームによる帰国報告会を開催、現地の生の声をお伝えします。

<お伝えするポイント>

 ・ 避難民キャンプ全体のニーズと支援の現状

教育、栄養、シェルター、保健医療、水と衛生などの支援ニーズは充足しつつある一方、保健医療については資金や24時間対応できる施設が依然不足しています。

 ・ 日赤支援事業の進捗状況

 ・ 過酷なキャンプ生活に起因する避難民の健康問題とその治療

狭い空間に密集して生活し、床の上に横になって寝ることなどが原因で、多くの避難民が呼吸器感染症や皮膚疾患に苦しんでいます。皮膚疾患に関しては感染しやすくまた治りにくいことが特徴です。

 ・ バングラデシュ南部避難民支援の課題

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2017年8月以降、ミャンマー・ラカイン州での暴力から70万人以上が避難しているバングラデシュ。日赤は、同年9月からバングラデシュ南部の避難民キャンプに医師・看護師・助産師・こころのケア要員などからなる医療チームを延べ129人派遣、4万3,000人を診療し、4万人にこころのケアを提供してきました。

また、明るい兆しが見えない中でも、中長期的な支援活動の必要性に応えるべく、医療支援活動を継続して実施しています。さらに、こうした活動を現地の人々が率先して継続・提供し続けられるよう、地元出身の医師や看護師、避難民ボランティアの育成に力を入れ、保健医療を支援しています。

報告会後の個別対応も可能です。ぜひ取材賜りますようお願い申し上げます。

※国際赤十字では、政治的・民族的背景および避難されている方々の多様性に配慮し、『ロヒンギャ』という表現を使用しないこととしています。

 1. 帰国報告 

(1) 日 時: 2018年10月1日(月) 15:30~16:30 (開場15:15~)

(2) 会 場: 日本赤十字社 本社 1階 クロスラウンジ

 2. 報告者

(1) 名古屋第二赤十字病院 看護師 菅原 直子(すがわら なおこ) プロジェクトマネージャー

(2) 名古屋第二赤十字病院  医師 吉見 祐輔(よしみ ゆうすけ)