企画展 「レガシーから学ぶ~東京1964大会とボランティア」 トークイベント 1964年大会のボランティア経験者が語る
日本赤十字社(本社:東京都港区、以下、日赤)は、1964年東京パラリンピックで活動した赤十字ボランティアの活動などを紹介する企画展「レガシーから学ぶ~東京1964大会とボランティア」を8月1日(木)から8月30日(金)まで実施いたします。そのオープニングイベントとして8月2日(金)13:00より、トークイベントを開催します。
1964年、東京で初めて開かれたパラリンピックにおいて、海外から来日する選手を迎えるために、日赤の青年たちが志を持って集結しました。通訳奉仕団を結成し、無償の奉仕団員として活動しましたが、活動内容は通訳だけに留まりませんでした。バリアフリーの概念すらなかった当時の日本、彼らにとっては多くのことが初めての経験であるなか、手探りながらも、選手が滞在期間を満足に過ごせるよう努力したのです。
通訳奉仕団は、後に赤十字語学奉仕団となり、パラリンピックでのボランティア精神を受け継ぎながら今日も、通訳・翻訳や障がい者福祉など、さまざまな活動を行っています。
本トークイベントでは、1964年東京パラリンピックでの通訳奉仕団の活動概要をご紹介します。また、通訳奉仕団員として活動した若井 亜紀子、郷農 彬子、稲田 睦子より、当時の活動内容や、ボランティアを経験したことが自身の人生に与えた影響、そして新たに2020年東京オリンピック・パラリンピックでボランティアを始めようとしている人たちに伝えたい想いなどについての講演を行います。2020年に向けて一般の聴衆者(学生)と一緒に、ボランティアの意義とやりがいを考えてまいります。
また、講演の後には登壇者と参加者が企画展の資料を見ながら意見を交わす予定です。
通訳奉仕団の結成式
上皇后さまもご臨席されました
企画展には義足の体験コーナーも
― トークイベント 開催概要 ―
- 日時
2019年8月2日(金)
13:00~14:45(受付開始 12:30~) - 場所
日本赤十字社(東京都港区芝大門1-1-3)1階 クロスラウンジ、赤十字情報プラザ - 内容
- 赤十字のボランティアとは
- 通訳奉仕団の1964年東京パラリンピックでの活動概要
- 若井 亜紀子 講演「事務局の活動を通して」(仮題)
- 郷農 彬子 講演「インターナショナルクラブ
(選手村の中の交流スペース)の運営を通して」(仮題) - 稲田 睦子 講演「スイスチームの担当として」(仮題)
- 質疑応答
- 赤十字ボランティアの2020年パラリンピック活動予定・閉会挨拶
- 情報プラザにて企画展見学(14:15~14:45予定)
- その他
ご希望に応じて、登壇者の個別取材、資料の撮影を承ります。
取材を希望される方は【社名・代表者氏名・撮影の有無・メールアドレス・携帯電話番号】をkoho@jrc.or.jpあてお送りください。
1964年スイスの選手と登壇者の稲田氏(左)
― 企画展 開催概要 ―
【タイトル】 「レガシーから学ぶ~東京1964大会とボランティア」
【開催期間】 2019年8月1日(木)~2019年8月30日(金)
平日10:00-17:00(最終入館16:30) ※土日、祝日は休館
※入場無料
【場所】 日本赤十字社(東京都港区芝大門1-1-3)1階 赤十字情報プラザ
【概要】
1964年の東京パラリンピックを機に設立された通訳奉仕団(のちの赤十字語学奉仕団)の奉仕活動や体験を振り返る写真や資料を展示。また、現在、赤十字語学奉仕団がまとめている東京と横浜周辺の観光施設や交通機関のバリアフリー情報も紹介します。パラスポーツ(ブラインドサッカー、ゴールボール)に用いるボールや、義足を実際に触って装着できるコーナーもあります。
東京パラリンピックで活動する赤十字ボランティア
開会式での選手入場