8 月 2 日(水) 15:00~ 【オンライン】トルコ・シリア地震から半年 赤十字の活動報告会

~救援活動と今後の支援計画~

日本赤十字社(以下、日赤)は、今年2月6日に発生したトルコ・シリア地震に対し、これまで実施してきた救援活動と今後の支援計画に関する報告会を、8月2日(水)15:00よりオンラインで開催いたします。
皆様から56億円超の「2023年トルコ・シリア地震救援金」をお寄せいただき、国際赤十字を通じて、資金援助や救援物資、医薬品、救援車両の提供、職員の派遣など、継続して幅広い支援活動を展開してきました。
本報告会では、今年の5月下旬から国際緊急救援チームの一員としてシリアに派遣中の職員(薬剤師)も登壇し、シリアの現状などをご説明します。
なお、本報告会と並行して、日本赤十字社にて「トルコ・シリア地震 赤十字半年の軌跡 写真展」も開催します。ぜひ、この機会にご取材ください。

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崩壊したビルで救護活動にあたるシリア赤新月社スタッフ

開催概要

1 日時

8月2日(水)15:00~16:00
※一般の方も視聴される報告会です。
※取材・インタビューをご希望の方は報告会終了後に承ります。

2 開催方法

オンライン(Microsoft Teams)

3 報告内容・発表者

(1)トルコにおける活動について
   篠﨑 順治(しのざき としはる)
   日本赤十字社国際部企画課 企画係長
    同災害における派遣場所:2023 年3月 16 日-4月3日 トルコ(アンカラ)
   派遣先での活動内容:トルコ赤新月社との連絡調整員として活動
   報告内容:・国際赤十字の支援概要
        ・トルコ赤新月社/シリア赤新月社の支援実績
        ・日本赤十字社のこれまでの支援について

(2)シリアおける活動について
   榊本 亜澄香(さかきもと あすか)
   日本赤十字社和歌山医療センター 薬剤師
   ※シリアから中継予定
   同災害における派遣歴:2023 年5月 22 日-8月 12 日予定 シリア(ラタキア)
   派遣先での活動内容:複数の赤十字社からなる巡回診療国際緊急救援(ERU)チームの一員として活動
   報告内容:・シリア ラタキアにおける赤十字の巡回診療支援
        ・被災者の現状について

20230803-0048db274cf1b42569211f04b0ae096ee195bd69.jpgトルコ赤新月社の子ども向けのこころのケア活動に参加する篠﨑職員

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被災地の子どもたちと触れ合う榊本薬剤師

4 申し込み方法

報告会の視聴/取材を希望されるメディアの方は、URL または QR コードからお申し込みください。参加申し込みフォームの登録完了後、当日のご案内をお送りいたします。
*迷惑メールの設定をされている方は、koho@jrc.or.jp を解除いただくようお願いいたします。
なお、取材・インタビューは別途、報告会終了後にお受けいたします。報告会中の質疑応答でのご質問はご遠慮ください。

URL : https://forms.office.com/r/EC0nGgaG4y
申込締切:8月2日(火)12:00

5 その他(写真展のご案内)

日赤本社1階にて、写真展を開催いたします。地震被害の現状や赤十字の支援活動の様子をご覧いただけます。


■会 期  7月31日(月)~8月10日(木)9:00~17:00(土日祝日を除く)
■会 場  日本赤十字社 本社1階 正面玄関ホール(所在地:東京都港区芝大門1-1-3)
■内 容  トルコ・シリア地震に対する国際赤十字及び日本赤十字社の活動写真の展示
      *入場無料
      *一般の方は、事前申し込み不要、入退場自由
      *メディアの方の見学、ご取材はこちらよりお申し込みください

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建物の倒壊被害を多数受ける被災地(トルコ)

6 参考

■被災地の現状
・トルコ
各種インフラ・サービスの復旧が急速に進んでいる一方で、多くの避難者の住宅供給が間に合わず、テントやコンテナハウスでの生活を余儀なくされています。また、人々へのサービスの提供も、主にテントなどの仮設施設で行われており、これから本格的な暑い夏を迎える現地では、避
難者の体調管理が喫緊の課題となっています。


・シリア
住宅が供給されないまま避難所の閉鎖が相次いでいます。これにより、行き場を失った避難者が地震の被害を受けた自宅に戻ったり、知人の家に行かざるを得ないケースが増えています。シリアでは震災前からの紛争や経済制裁の影響も大きく、避難者や一般生活者を問わず、生活の困窮や医療へのアクセスの難しさが大きな課題となっています。


■トルコ赤新月社・シリア赤新月社の活動実績
被災地のトルコ赤新月社、シリア赤新月社(※)は、発災直後から救命活動を展開しており、半年がたった今もなお、食料や水、住居、保健医療、こころのケアの提供など、日本赤十字社を含む国際赤十字のネットワークのサポートのもと被災した方々の命と健康、尊厳を守るため幅広い支援を続けています。
※イスラム教国の中には、赤新月社と称し、標章は白地に赤色の三日月を用いる国もあり、この標章も赤十字マークと同様に扱われています。

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食料の配布準備をするスタッフ(トルコ)

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救援物資配布の様子(シリア・アレッポ)

・トルコ赤新月社の活動実績(2023年6月1日時点)

支援内容

支援数

食事の提供

4億500万食以上

保健医療支援

4万7127

血液の供給

42万1629人(献血者数)

心理社会的支援(こころのケア)

16万9604

救援物資の配布  

(ヒーター、テント、毛布、衛生用品など) 

100万件以上

現金等給付支援   

現金:124000

(約154,600万円)

買物券:184177

(約64500万円)

・シリア赤新月社の活動実績(2023年6月20日時点)

支援内容

支援数

保健医療支援

(巡回診療、こころのケア、母子保健など)

183万7664

救急救命活動

(救助・応急手当、病院への搬送など)

4880件

避難/移動支援

2万1645

給水及び復旧支援

15万4862

救援物資の配布

(食料、衛生用品、生活必需品など)

524万7903

女性や子どもに対する性被害の予防・啓発活動、

性被害者の保護

26万643

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日本赤十字社 広報室(メディアの方へ)https://www.jrc.or.jp/media/