皇后陛下からの御下賜

~温かな「ゆず」の手拭い、全国5施設の入所者へ計600本~

2024年12月9日、日本赤十字社 名誉総裁である皇后陛下雅子さまから、600本の日本手拭いが下賜されました。皇后陛下のお誕生日である12月9日に合わせて、賜ったものです。
手拭いは、皇后陛下の温かな思いが込められた贈り物として日本赤十字社が運営する特別養護老人ホームなどの入所者に届けられました。

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「ステキな手ぬぐいですね~。ありがとうございます」入枝 絹代さん(88歳/写真左)
「ありがたいです!大切に使います」小平 ツタヱさん(施設最年長103歳/写真右)
(日本赤十字社鹿児島県支部 特別養護老人ホーム錦江園:鹿児島県)

手拭いに描かれたモチーフは、皇后陛下が選ばれた「ゆず」のデザインです。枝に実ったゆずの穏やかな風景が描かれ、冬の寒さの中に温かさを感じさせるデザインとなっています。皇后陛下の深い思いやりとお心遣いが込められた贈り物に、受け取った入所者の顔には感動と喜びがあふれていました。

手拭いの御下賜は、昭和 24 年に香淳皇后が始められ、これまで「折り鶴」や「麦穂」、「紙風船」など、さまざまなモチーフが描かれてきました。今年で69回目を迎え、代々の皇后陛下の思いが引き継がれてきたこの伝統が、今年も続いています。

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「皇后陛下様からの手ぬぐいにとても感動しました。大切にします」山床 義明さん(87歳)
(広島赤十字・原爆病院:広島県)

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「綺麗な柄の手ぬぐいで嬉しいです。大事に使います。ありがとうございます」木下 千尋さん(93歳)
(日本赤十字社福岡県支部 特別養護老人ホーム大寿園:福岡県)

今年は、広島赤十字・原爆病院(広島県広島市)や、日本赤十字社福岡県支部 特別養護老人ホーム錦江園(鹿児島県鹿児島市)を含む全国5施設の入所者に配布されました。

贈られた手拭いを受け取った入所者の方々からは、「素敵なデザインですね」との喜びの声や、「とても感動しました。大切に使います」といった感謝の言葉が寄せられました。

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