11/07/29
7月23日、宮城県石巻市の湊小学校体育館において、湊小学校で避難生活を送る方々を対象に、熱中症の予防を促すためのミニ講習会を開催しました。この日、特別講師として赤十字広報特使の藤原紀香さんも参加。日本赤十字社は、「冷感タオル」と啓発のイラストがプリントされたうちわを配布しました。
うちわには、「こまめな水分・塩分補給」「換気をよくする」「外出時には帽子をかぶる」などの熱中症予防法がイラストで描かれています。
続いて、熱中症の症状や予防法、熱中症になった場合の対処法についてのミニ講習を行いました。熱中症は適切な予防をすることで防げます。うちわのイラストを使っての熱中症予防法の説明が始まると、来場者の方も藤原さんも大変興味深く聞かれていました。
冷感タオルは、ポリエステルとナイロンから作られており、水分を保つ効果や蒸発速度を規制する効果により、長時間の冷感効果を生み出すことができます。藤原さんは、「水に十分に浸して絞ってから、タオルをパッと開いてください!」とジェスチャーを交えながら、タオルの使い方や効果を説明しました。冷感タオルは首筋やわきの下、ももの付け根に当てると体温を下げる効果があります。
「こんなに気持ちいいんですね!」と思わず来場者の方から声が上がりました。身近にあるタオルと少量の水を使ったクールタオルの実演も行われました。熱湯で提供するホットタオルの冷感版で、身近な物で誰でも簡単にできることが特長です。クールタオル作りに挑戦した方からは「帰ったら避難をしているほかのみんなにも作り方を教えてあげたい」との感想も。藤原さんも来場者の方と一緒に体験し、ミニ講習は大変盛況に行われました。
日本赤十字社は、夏の暑さから被災地の方々の健康を守るため、岩手県、宮城県、福島県の避難所で、冷感タオルやうちわ、防虫グッズなどからなる「夏・快適セット」を配布しています。