WFADってなに?~9月9日は「世界救急法の日」~
世界に広がる「救命の連鎖」
救急法の普及は、世界の多くの赤十字・赤新月社が力を入れて取り組んでいる事業のひとつです。
国際赤十字・赤新月社連盟(以下、連盟)は、毎年9月第2土曜日を「世界救急法の日(ワールド・ファースト・エイド・デー:WFAD)」と定め、世界中の赤十字・赤新月社で救急法を普及するイベントを開催しています。
2017年は、年齢や性、地域に関わらず、すべての人に起こりうる「家庭内の事故」がテーマです。
家庭内の事故は、ほとんどが未然に防ぐことができるものでありながら、その死者数は交通事故による死者数を上回るほど多いといわれています。
特に、小さな子どもの事故が最も多いことから、幅広い年齢層の人々が事故防止の方法と救急法を学び、緊急時に自信をもって対応できる技術を身につけてもらうよう推進することを目的としています。
国内でも、イベント「救急の日2017」に出展!
国内では、厚生労働省と消防庁が、救急業務と救急医療に対する国民の正しい理解と認識を深めることを目的として、毎年9月9日を「救急の日」に制定。この日を含む一週間を「救急医療週間」と位置付け、毎年様々な行事を実施しています。
日本赤十字社(以下、日赤)は9月3日、お台場(東京都港区)で開催されたイベント「救急の日2017」にて、「あなたの勇気が命を救う!ハートラちゃんと一緒に体験しようAED」と題し、心肺蘇生・AEDの使い方の実演と体験を行いました。
当日は、多くの親子連れが参加し、一次救命処置の方法を熱心に学んでいました。
日赤では、救急法等の講習を通じて、家庭など身近で起こる事故の危険性や予防と手当の方法を、市民のみなさまに普及しています。
また、全国各地でも親子で参加できる救急法イベントを開催しています。
いざというとき、あなたの行動により、救われるいのちがあります。
その一歩を踏み出すために、あなたも救急法を学んでみませんか。
講習の開催、お申込みや受け付け等につきましては、全国にある日本赤十字社の各都道府県支部が実施しております。