どうして輸血が必要なの?
病気や薬の影響などで十分に血液をつくることができなくなったり、事故や手術などで大量出血したときに、輸血が必要です。輸血せずに放置しておくと、息切れや動悸(どうき)、めまいなどが起こったり、出血が止まらなかったりして重症になると死に至ることもあります。
病気や薬の影響などで十分に血液をつくることができなくなったり、事故や手術などで大量出血したときに、輸血が必要です。輸血せずに放置しておくと、息切れや動悸(どうき)、めまいなどが起こったり、出血が止まらなかったりして重症になると死に至ることもあります。
赤血球は、呼吸することで肺に取り込まれた酸素を全身の細胞に運搬する役割があります。
血小板は、出血の際に血管の傷を塞(ふさ)ぐ役割があります。
血漿(けっしょう)には各種の凝固因子が含まれ、血小板と協働して出血を止める(止血)役割があります。
赤血球が足りないと細胞が酸素不足になり、息切れや動悸(どうき)、だるさ、めまいなどの貧血症状が起きます。
また、血小板や凝固因子が足りないときや、うまくはたらかないときには、出血しやすくなったり(ぶつけていないのに痣(あざ)ができたり)、血が止まらなくなったりします。 これらの症状の改善が必要なときに輸血します。輸血しない場合はこれらの症状が進行し、最悪の場合、生命に危険がおよぶこともあります。