国際ボランティアデー~ユースボランティアからのメッセージ(1)~
12月5日は国連によって定められた『国際ボランティアデー』です。
現在、日本赤十字社には127万人以上のボランティア登録があり、赤十字の事業の多くはこうしたボランティアの力によって支えられています。
幅広い世代の方が活躍されていますが、その中の、ユースと呼ばれる若い世代のボランティアから、活動の紹介や活動にかける想いなどのメッセージを集めました。何回かに分けご紹介していきたいと思います。第1弾では2名をご紹介します。
東京理科大学生赤十字奉仕団 関口佳代さん
私がよく参加しているフレンズという活動を紹介します。フレンズとは、車椅子で生活している同世代の方(生徒さん)と都内の4つの学生赤十字奉仕団が一緒に行っている活動です。
活動は月1回水曜日の放課後に一緒にご飯食べてレクリエーションをする「平常」と、月1回日曜日に東京近郊の観光名所に遊びに行く「おでかけ」、夏休みに2泊3日でいく「合宿」などがあります!
8~10名くらいの班で班ごとに夕飯を買いに行ったり、食べたり、レクリエーションをしたりします!この前は、テレビや映画の話をしたり、なぜかゆで卵の話で盛り上がったり、同世代でわいわい楽しかったです。トイレの介助や食事の介助が必要な生徒さんもいますが、それもコミュニケーションのひとつになっています。
たまに、ボランティアって何だろって考えることもありますが、活動中は素直に楽しいです。フレンズは私が好きな活動のひとつです。今、大学4年でもうすぐ卒業ですが、最後まで楽しもうと思っています!
熊本青年赤十字奉仕団 平塚友彬さん
私がボランティアを通じて学んだことは、「繋がる絆」です。
今年の4月16日及び17日に発生した熊本地震、真夜中であっても余震やまない中私は、翌日の18日の正午、日赤熊本支部に自ら志願し駆けつけました。同じ熊本青奉のメンバーも来てくれました。同日にボランティアセンター(VC)を立ち上げ本格的な活動へと移っていきました。翌日にはまだ正式に団員ではない大学の後輩が駆けつけてくれ、青年奉仕団の私を含め3名は5月8日までの期間泊まり込みで支援活動に尽力しました。主な活動内容として、日赤救護班の避難所までのナビケーション、救援物資の搬入搬出及び輸送等、可能な限り活動も貰い受けました。
120人以上のボランティアの方が熊本のために力を貸してくれました。被災者であるにも関わらず少しでも力になりたいと来てくださる県内の奉仕団の方、長い距離を経て支援に駆けつけてくれた県外の奉仕団の方達に胸がいっぱいになりました。全国から日赤の方が救護に来ている姿を見るといざと言う時の人の繋がりは無限大な力を発揮することを実感しました。
国際ボランティアデーに寄せられたメッセージは引き続き掲載の予定です。第2弾~は近日中に掲載予定です!ぜひご覧ください。
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