ユースボランティアが社内向け報告会を開催
平成28年12月16日に日本赤十字社本社でユースボランティア(※)の活動に関する報告会を開催しました、報告会では7月末に設立した赤十字ユース委員会に関する中間報告と香港ユースとの協働プロジェクトの進捗状況、ユースボランティアが日赤代表として参加したアジア閣僚級災害リスク軽減会議の内容に関して、当該ユースボランティアからそれぞれプレゼンテーションを行いました。
赤十字ユース委員会は、世界のユースボランティアと日本のユースボランティアをつなぐパイプ役となって日本のユースボランティアの活動の活性化を目的に結成されました。現在はSNSを活用したボランティア間の情報共有の場を提供しているほか、各ブロックで行われている会議に参加し、研修や会議の在り方を見直すなどの活動をしています。同委員会委員長の田中友美乃さんは「私たちユースボランティアは社と、他のボランティアと一緒になって、同じ赤十字の理念や運動の担い手として目の前にあるニーズや課題に対して真摯に向き合っていきたいと思います。」と語りました。
香港ユースとの協働プロジェクトでは、8月に日赤のユースボランティアが香港へのスタディツアーに参加し、現在は「子ども」をテーマに日本と香港のユースボランティアがそれぞれの国でボランティア活動を展開しています。日本では"スマイルチルドレンプロジェクト"としてNPO法人キッズドアとタッグを組み、貧困家庭の子どもたちを対象に教育支援を昨年11月から開始しました。同プロジェクトに参加する明治学院大学の渡辺真帆さんは「私たち学生が主体となって発案し、問題意識を持ち、課題解決に向かって活動していきたい。」と今後について意気込みを語りました。
また、昨年11月にインドで開催されたアジア閣僚級災害リスク軽減会議には、日赤代表として上智大学の金森早紀さんが参加。会議ではアジア各国の代表が集まり、アジア地域における自然災害軽減に向けての取り組みを協議しました。金森さんは「会議を通して今ユースボランティアに求められていることは防災への意識、理解を同世代間で高め合っていくことだと認識できた。自分もその気運を作っていきたい。」と語りました。
報告会には多くのユースボランティアや職員等も参加。終了後には、報告者と本社職員の間で意見交換する場面も見られるなど、聴講者にとって興味深く感じられる報告会となりました。
※ユースボランティア:30歳以下のボランティアのこと。世界には、約850万人の赤十字ユースボランティアが存在しています。
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