中国紅十字会、国際赤十字・赤新月社連盟共催「YABC研修」に日赤ユースが参加
8月28日(月)~9月2日(土)にかけ、ユースボランティアを対象とした研修が北京で行われ、東京都青年赤十字奉仕団の吉岡 薫衣さんが参加しました。
本研修は「YABC(Youth as Agents of Behavioural Change:行動変容の担い手としてのユース)」と呼ばれるもので、赤十字共通の行動規範である、7つの原則(人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性)」と、それに対応する価値観・行動スキルを、ツールキットと呼ばれるオリジナル教材を用いて理解・習得していきます。世界中の赤十字・赤新月社で実施されており、日本でも今年の3月に初めて開催しました。
特に今回は、ツールキットを使うことのできる、『ピアエデュケーター』の養成が目的となっており、参加者自らが進行役となって、順番に14個のワークショップを行いました。
吉岡さんは、グループに対してファシリテーションする難しさを実感しながらも、多彩な背景を持つ参加者の意見を聞きながら、自らの意見を持ち、自分に何が出来るかを発言したことが、社会の様々な問題を自分ごととして捉えることの助けになったといいます。
5日間の研修を無事修了した吉岡さんは、「ある課題に対して考える、または他人の考えを聞く。その際、己の中で起こる葛藤や矛盾を実感し、それを言葉にすることで新たな気付きを得ることができた。この貴重な体験をより多くの日本のユースに体験して欲しい。今後は、ピアエデュケーターたちとの協力に加え、赤十字ユースのネットワークを活用して日本でも YABC セッションを実施していきたい。」と語りました。
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