震災から7年目の福島「私たちに何ができるか」 北海道・東北のユースボランティアの取組み

東日本大震災から7年を迎えるにあたり、北海道・東北地方のユースボランティア(主に大学生~30歳)が、「平成29年度青年赤十字奉仕団第1ブロック協議会統一キャンペーン」として、改めて今自分たちに何ができるかを考え、活動を企画、実施しました。

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福島県会津若松市一箕町長原仮設住宅で、福島県双葉郡大熊町から避難されている方々からお話を伺い、ボランティア支援ニーズを探りました

平成28年度から準備をはじめ、対象地域を原発事故のあった福島に決定。昨年の夏に福島県会津若松市の仮設住宅を訪問しました。訪問前日に、福島県の復興の現状について現地の支部職員から話を聞いたり、環境除染プラザで除染についての説明を聞いたりなど、事前研修を行いました。更に、現在も避難されている方々に、どのような質問をするのか、自分達に出来る支援はどんなことがありそうかなど、話し合いを重ねました。訪問当日は、地元の地域赤十字奉仕団と協働しながら、福島県双葉郡大熊町から避難された方々と対話することで支援ニーズを探りました。

「人との関わりがなく寂しい」「若い人たちが集まるのは嬉しい」といった避難されている方々の声をもとに、この訪問で得た情報や学んだことを、後日、「東日本大震災被災地における支援ニーズ調査報告書」に、全国のユースボランティアへの活動の提言としてとりまとめました。

この3月には、同じメンバーが中心となって東日本大震災義援金の募集活動を北海道、秋田県、福島県、宮城県の各地で実施し、4県で合わせて456,651円のご協力をいただきました。今後は、この提言を全国に広めていくと共に、今年度探った支援ニーズをもとに、新たに活動を企画・実施していく予定です。

1B統一2.jpg 東日本大震災義援金の募集活動をする北海道のユースボランティア

1B統一3.jpg 募金いただいた方には「3.11わすれないマグネット」を配付しました