~日本全国のボランティアと職員が、日赤ボランティア活動について一緒に研究~ 「ボランティア活動充実に向けた研究会」(前編)
日本赤十字社は、長期ビジョンの戦略のひとつとして、「奉仕団等ボランティア主体の活動の拡充」を掲げており、日赤にとってボランティア活動の充実は極めて重要です。
この戦略に基づいた計画と目標達成のために、令和2年度は、下図の通り、現状と課題を把握するために「全国支部担当職員向けアンケート調査」(①)を行った後、その結果を踏まえ「ボランティア活動充実のための体制づくり検討会」(②)を開催しました。検討会では、「(1)活動内容の集約・発信、(2)研修の充実、(3)支部指導講師の活動推進」の3つに取り組んでいくことで、ボランティア活動を充実させることを検討しました。
この検討会で話し合われた内容を共有し、どのようにボランティア活動を充実させるのかについて全国のボランティア及び支部職員と一緒に考えたのが「ボランティア活動充実に向けた研究会」(③)です。
長期ビジョン達成に向け、ボランティア活動の充実について検討した一連の流れの最後を締めくくった「ボランティア活動充実に向けた研究会」について、前編と後編の2回にわたりご紹介します。
ボランティア活動充実に向けた研究会
オンラインで開催した本研究会は、現在の活動を評価し、今後のボランティア活動について考えることを目的としたもので、45の都道府県からボランティアと支部職員併せて100名を超える参加がありました。
この研究会は、研修のように事務局から参加者へ知識等を提供する一方通行の場ではなく、参加者と事務局が課題解決について一緒に考える双方向の場を目指して開催しました。
検討会で話し合われた内容を本社から伝えるだけでなく、赤十字ボランティアの活動を見直すきっかけになるような研修やグループワーク等、本研究会参加者が「(1)活動内容の集約・発信、(2)研修の充実、(3)支部指導講師の活動推進」によってボランティア活動を一層充実させることで「人道の輪が広がる」ことを実感できるよう工夫しました。たとえば、具体的にどのようにボランティア活動を充実させるかのアイディアを得られるよう、これまで支部で研修に関わってきた経験豊富なボランティアにも講義していただきました。
参加者からは「『今、活動しているのは誰のどんなニーズを満たすためか?』という問いに対してパッと思い浮かばず、いつの間にか初心を忘れていることに気が付いた。」「オンラインでの開催だったため、全国各地から参加しやすくなり、とても良いと思った。」といった声が聞かれました。
後編では、「ボランティア活動充実に向けた研究会」がどのようなプログラムだったのかについて掲載します。
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