ワクチン集団接種会場で赤十字奉仕団が協力!
新型コロナウイルスワクチンについては、全国各地で集団接種が進みました。全国各地の赤十字地域奉仕団は、今年令和3年春先から、自治体により設置されたワクチン接種会場で様々な支援活動を行っています。これまでにこの活動を行った奉仕団は26団にのぼり、赤十字ボランティア2,400人(延べ人数)がワクチン接種が滞りなく進むよう活動を行いました。以下、その中からいくつかをご紹介します。
滋賀県では、東近江市地区・近江八幡市・大津市・甲賀市地区等の地域赤十字奉仕団がそれぞれの活動を展開。ワクチン接種が開始される前には、被接種者役として接種のリハーサルに参加したり、また実際にワクチン接種が開始されると、接種の受付前に書類等の確認を行ったり、ご自宅から車で会場に到着した高齢の方をご家族に代わって会場内へ付添い、手続きのサポートを行う奉仕団もありました。
活動にあたっては、接種会場の広さにより、狭い会場では協力する団員数を少なくしたり、接種会場内の流れによってお手伝いが必要なところを見極めて活動したりするなど、臨機応変な動きや工夫がなされました。
なかでも、大津市赤十字奉仕団では、4月末から4か月間で延べ434人の奉仕団員が活動に加わりました。また甲賀市水口町赤十字奉仕団は、団員が社会福祉協議会や行政に働きかけ、「ワクチン接種でお手伝いできることがあったら是非させてほしい」というはたらきかけをおこなったことから活動がスタートしました。奉仕団員からは、「憂鬱そうな顔をして接種会場へ向かわれた方から接種後に『ありがとう。助かった』と言われてやりがいを感じた」との声もありました。
詳細は「滋賀県地域赤十字奉仕団特設サイト」もご参考ください。
福島県三春町赤十字奉仕団は6月~11月(継続中)延べ60日、125人(11月5日現在)の奉仕団員を集団接種会場に派遣し、接種会場への誘導や体温測定、手指消毒の案内、接種後の誘導補助などを行ってワクチンのスムーズな接種に協力しています。奉仕団員のやさしい声掛けで会場内の人も不安が和らいでいる様子でした。
さらに、宮崎県看護赤十字奉仕団は、看護の専門知識を必要とする接種後の経過観察などを行う人員が不足しているという情報を得て、「今こそ私たち赤十字ボランティアが動くとき!」と団員に呼び掛け、会場での支援を実施しました。
看護師ならではのポイントをおさえた観察のほか、不安を和らげるような声かけ等、団員の知識や経験を生かした活動に、会場を訪れた被接種者の方々からは、「おかげさまで安心できます」との声が数多く聞かれました。
詳しくは宮崎県支部のウェブサイトを御覧ください。
コロナワクチン接種会場での支援活動は、これまでに奉仕団として取り組んできた活動にはなかった活動ですが、コロナ禍ならではのニーズを活動につなげました。いくつかの奉仕団は、今後も追加接種が実施される際には再び活動を予定しています
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