来年も僕の木の成長を見に来てね~ネパールへ海外支援事業の最終評価~【シリーズ①】
青少年赤十字活動の国際理解・親善の一環として、日本の子どもたちが集めた募金(通称:一円玉募金)が、赤十字社を通じて海外の子どもたちのために使われています。
令和元年12月に、海外支援事業の最終評価を行うためネパールを訪問。ネパールの現状をシリーズでお伝えします!
首もといっぱいの花束で歓迎されて
最終評価には、青少年赤十字全国指導者協議会の副会長である群馬県立館林高等学校の髙張校長先生が団長としてネパールを訪問しました。
ネパールでは、自分の住むコミュニティーにお客様を迎える際に行う習慣が2つあります。花束の首飾りをプレゼントし、「ティカ(Tika)」と呼ばれる赤い粉をお客様の額につけることです。
ネパールでティカをつけることは、「幸せが来るように」と祈るという意味があるそうです。
9つの学校、教育庁、水道局、支援先のコミュニティーやネパール赤十字社の支部へ訪問した髙張校長先生は、訪問するたびに首もといっぱいの花束で歓迎されました。
いつもそこにある学校の壁で衛生について学ぶ
髙張先生の英語のスピーチから始まった学校訪問では、ネパールの伝統的な踊りや、ネパールの青少年赤十字サークルの会長からの挨拶などがありました。
その後、募金がどのように使われているか、学校を見学しました。
この学校には、衛生に関する知識をつけるための工夫がされていました。
皆がよく通る校舎の壁に、衛生的に生活する方法や学校をきれいに保つ方法などが直接ペイントされていました。
アーティストに依頼し、わかりやすい絵に仕上がっており、遠くからでも見ることができます。
あれから1年・・・
日本赤十字社本社主催のネパールスタディーツアーから1年。
日本とネパールの青少年赤十字メンバーが植樹した木は、順調に成長していました。
家の敷地に木を植えたKajarくんは、「来年も僕の木の成長を見に来てね」と、毎年の日本からの訪問を心待ちにしている様子です。
シリーズ②では、衛生に関する授業の様子や衛生ルーム、グッズなどをご紹介します。お楽しみに!
~ 続 ~
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