青少年赤十字の普及・発展のため現役時代の指導経験を生かして全国で活動! ~令和4年度全国青少年赤十字賛助奉仕団協議会総会を開催~
7月14日(木)、15日(金)に令和4年度全国青少年赤十字賛助奉仕団協議会の総会が開催され、各都道府県の代表46名が日本赤十字社本社に集まりました。
青少年赤十字賛助奉仕団とは、学校で青少年赤十字の指導者として活動いただいた先生方を主なメンバーとし、青少年赤十字の普及発展・加盟促進、赤十字思想に関する専門知識の研修・普及活動を目的として全国で活躍する赤十字奉仕団の一つです。先生方は、現役時代に培った経験を生かして積極的に活動してくださっています。
7月14日(木)午後から総会は始まりました。藤田会長からの挨拶では「新型コロナウイルス感染症により活動が制限されている部分もある。しかし、未来をみすえて青少年赤十字の発展に応えていくために、賛助奉仕団の組織が必要。今だからこそ、志を同じくして仲間を増やすことが大切である」と委員に語られました。その後、令和3年度の事業報告及び令和4年度の事業計画案、令和4年度新役員案について審議、議決がされました。
その後の全体会では、日本赤十字社広報室職員より「ウクライナ人道危機と国際人道法:赤十字の視点」と題し、ウクライナ人道危機の状況と赤十字活動の紹介、また、国際人道法の重要性について講演を行いました。現地では国際赤十字が総力を挙げて活動している現状に加え、赤十字としては公平・中立の観点から国際人道法の順守を紛争当事者にはたらきかけていくこと、また、青少年赤十字活動においても赤十字の理念や人道法の普及がますます重要であること等について、理解を深めました。
総会2日目に、まず8つのグループに分かれて分科会が開かれました。この分科会では「青少年赤十字創設100周年事業への協力について」、「新型コロナウイルス感染状況に伴う賛助奉仕団活動について」をテーマに地域の垣根を超え活発な討議が行われました。
最後のプログラムであるブロック会では地域ごとの課題について意見交換し、解決に向けた建設的な議論が行われました。
全国青少年赤十字賛助奉仕団は、前身である賛助会を含めると2年後に創立60周年を迎えます。活動が長く継続する理由は、
一.青少年赤十字の充実発展に協力奉仕する
一.赤十字思想の普及啓発に努め平和な社会の実現に寄与する
一.志を同じくする人々と手をとりあい研鑽に努める
という3つの信条と共に団員一人ひとりが、青少年赤十字の理念に深く共感し、根強く活動しているからです。
閉会では新しく就任した阿部会長より全国の委員長の先生方へ、「新型コロナウイルス感染症が収束した際には活発に活動いただき、今後も賛助奉仕団を盛り上げていきたい。協力のほど、よろしくお願いしたい」と伝えられました。
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