【続】新型コロナウイルスについての啓発教材を活用した授業の実施について
6月の青少年赤十字の活動でもご報告しておりますが、当支部では県内のJRC加盟校や教育委員会を通じて、新型コロナウイルス感染症がもたらす病気・不安・差別という3つの感染についてわかりやすく学ぶことができる日本赤十字社の作成した啓発教材「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!」を紹介しています。
本教材はその後も様々な形で学校に活用いただいており、そのうちいくつかの学校から授業の様子が届きましたのでご紹介いたします。
小学校での取り組み
長久手市立東小学校では、5、6年生のJRCリーダー(JuniorRedCross=青少年赤十字 の略称)を対象に、感染症のリスクに対し自分たちができることは何か、そしてそれを他の児童にどう広めていくかを一緒に考える取り組みを行いました。
子どもたちからはたくさんの意見が挙がり、JRC掲示板は貼りだされた提案ですぐに一杯になりました。
「彼らの提案は掲示板を通じてだんだんと学校全体に広がっていくと思います」と担当の先生は話してくださいました。
中学校での取り組み
安城市立東山中学校では、2年生のクラスで新型コロナウイルスの影響を正しく受け止めることを目標とした授業を行いました。
「3つの感染」がどのような順で、なぜ起こるのかを班に分かれて話し合い、関連性について理解を深めました。
その結果、「すぐにできるマスクや手洗い・うがいを徹底したい」、「病院関係の人を差別するのではなく、命がけで戦ってくれている人を応援することも大事」といった振り返りが見られました。