子ども新聞プロジェクト2021  ~過去の震災から学んだ教訓を防災・復興につなげよう~

日本赤十字社愛知県支部と朝日新聞名古屋本社による防災学習企画「子ども新聞プロジェクト」。
10年目を迎えた今年は「過去の震災から学んだ教訓を防災・復興につなげよう」をテーマに、6人の子ども記者が取材から新聞発行までを体験しました。
【取材期間】 令和3年7月17日・18日・22

<1日目>

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1日目は午前に日赤愛知県支部職員から子ども記者の心得、朝日新聞記者から記事の書き方を学びました。

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午後は、関西大学の奥村与志弘准教授による東日本大震災に関する講義を受けました。
東日本大震災発災当時、2歳だった子ども記者たち。
「大災害を皆で乗り越えるために、何ができるか?」と、遭遇したことのない状況をそれぞれが真剣に想像している様子でした。

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子ども記者としての基本や東日本大震災について学んで臨んだ初取材は、リモートで行いました。
東日本大震災を機に事業転換を迫られたという宮城県名取市の耕谷アグリサービスにインタビューを行いました。
子ども記者たちは緊張の面持ちながら積極的に質問し、午前に学んだ記事の書き方を活かして取材内容をまとめていました。

<2日目>

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2日目は愛知県内を巡り現地取材を行いました。
最初に訪れたのは幸田町。昭和20年の三河地震の影響で生じた深溝(ふこうず)断層を見学しました。

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続いて訪れたのは豊川市防災センターです。
豊川市防災センターには、地域で起こりうる災害やその被害について学ぶための視覚に訴える資料が豊富に揃っています。
とりわけVR映像を用いた揺れの体験では、子ども記者たちも驚きを隠せない様子でした。

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午後は田原市・堀切地区で取材をしました。
地域の一時避難場所となる津波避難マウンドを見学した後、地元小学校の元校長先生等に地域の防災への取り組みについて伺いました。
多人数が同席する取材でも萎縮することなく、子ども記者たちから積極的に質問が飛び出しました。

<3日目>

最終日は朝日新聞名古屋本社で1日目・2日目の取材をもとに記事を書きました。

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午前は朝日新聞記者と奥村先生によるワークショップです。
豊川市と田原市で学んだことを付箋に書き出し、「事実」「取材した人の思い・考え」「私の思い・考え」にグループ分けして、新聞の読者にどうしても伝えたいことについて激論を交わしました。

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午後は3日間の集大成となる新聞原稿作成に取り組みました。
朝日新聞の鈴木記者からレクチャーを受けて記事の構成を組み立て、午前中のワークショップをもとに第一次原稿を書きました。
さらに、完成した第一次原稿を改めて読み返して清書を行いました。
同じことを繰り返していたり、時系列が前後したりしていないか、しっかりチェックして、原稿を完成させました。

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こうして、子ども記者の皆さんの新聞原稿が完成しました。
今年は新型コロナの影響でリモート取材と県内取材でしたが、子ども記者は立派に新聞を作り上げました。

子どもたちが作り上げた子ども新聞は、愛知県内のJRC加盟小学校などに配布されました。
子ども新聞の記事はこちらからもご覧いただけますので、ぜひご覧ください。