名古屋学芸大学との「災害時の食の支援のためのキッチンカーの活用に関する共同プロジェクト」キックオフミーティングを開催
日本赤十字社愛知県支部では、災害時の避難所への支援の一環として、被災者への食の支援を実施していく目的で、令和3年度にキッチンカーの整備を計画しています。
キッチンカーの運用にあたっては、各種衛生計画の策定や災害時の炊き出しメニューの作成が欠かせません。
そこで、平成26年度に締結した名古屋学芸大学との連携協定の一環として、「災害時の食の支援のためのキッチンカーの活用」に関する共同プロジェクトを実施することなり、令和3年10月22日(金)に当支部を会場としてキックオフミーティングを開催しました。
共同プロジェクトでは、名古屋学芸大学管理栄養学部の協力を得て、キッチンカーの衛生管理に関する各種マニュアル等を作成するとともに、特に要配慮者向けの炊き出しメニューの作成を行います。
キックオフミーティングでは、日本赤十字社が実施する災害救護活動や被災者支援に関する取り組みと管理栄養学の観点から今後作成が必要なマニュアルや要配慮者向けの炊き出しメニューの考え方について意見交換をしました。
共同プロジェクトの研究メンバーとして参加する名古屋学芸大学の学生からは、「キッチンカーを活用した災害時の炊き出しなどは事例が少なく、どのようなマニュアルが必要かを今後研究したい。この取り組みが被災者を支援する活動に役立ってほしい。」と今後に向けて抱負が述べられました。
災害時には従前から赤十字ボランティアが実施する災害時の炊き出し活動に加えて、キッチンカーを活用した食の支援を行うことで、よりきめ細やかな被災者支援が可能となります。また、防災・減災の取り組みとして、平常時には各種防災訓練やイベント等にも活用していきます。