令和6年度 夏休み みんなの空き地プロジェクト~活動報告~
昨年度からUR都市機構中部支社と協働で実施している「夏休み みんなの空き地プロジェクト」。今年は夏休み期間中に名古屋市北区のUR水草団地と名古屋市緑区のUR鳴子団地の2カ所で、子どもたちがいつでも来られる「空き地」として団地内の集会所を開放しました。
2年目となった今年は、赤十字のユースボランティアに加え従来から子どもの支援に取り組んでいるNPO法人愛知県PFS協会や、日本福祉大学社会福祉学部中村准教授のゼミ学生にも協力いただき、子どもたちが安心して自由に楽しく過ごせる環境づくりと思い出をたくさんつくるため、昨年度と比較してプログラムの一層の充実にチャレンジしました。
「空き地プロジェクト」は子育て支援にも…
参加した児童の保護者からは、「この暑さで子どもたちは外で友達と遊ぶことも出来ない状況で、また共働きであることもあり子どもたちだけで留守番をさせざるをえない状況だったので、大変助かりましたし、子どもたちも本当に楽しい日々を過ごしていました。」との感想が寄せられました。
初めて空き地にやってくる子どもは、口を一文字に結んで緊張でいっぱいの顔つきです。
そんな子どもたちが、一緒に過ごすうちに気付けば大きな口を開けて笑いながら走り回っています。みんなの空き地は、決められたスケジュールにみんなで取り組む場所ではありません。子どもたちが思い思いに、一緒に、時には一人で好きな時間を過ごします。少し年の離れたお姉さん、お兄さんと過ごしているときの子どもたちの笑顔は、準備したどのプログラムにも勝てませんでした。社会や環境が変化しても、変わらず子どもたちが安心して笑顔で過ごせる居場所が必要です。
愛知県支部は今後も様々な機関と連携し、子ども・子育て支援に取り組んでいきます。