福井県青少年赤十字賛助奉仕団が常葉幼稚園で防災教室を開催

退職した教職員で作る福井県青少年赤十字賛助奉仕団(池上敏和委員長)は9月8日、福井市の常葉幼稚園(今川恒弘園長)で、防災教材「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!」を用いた防災教室を開催しました。
 この教材は、東日本大震災を教訓として「未来の被災者」を救い、自然災害によって悲しい思いをする人が一人でも少なくなることを望み日本赤十字社が作成したもので、青少年の防災教育プログラムとして全国の学校教育で活用されています。同団では初めての取り組みです。
 池上委員長のほか、元校長で団員の平馬吉隆さんと山口照夫さんが講師を務め、3歳から5歳までの園児や教諭ら41名が参加して行われました。
 同園は定期的に避難訓練を行ってきましたが、「自分の身を守る行動を自ら考えるきっかけを作りたい」と、今川園長が同教材を使った授業を避難訓練に併せて企画。青少年赤十字の防災教育にノウハウがある賛助奉仕団に相談し実現しました。
授業では、池上委員長が教室のイラストを示したあと、園児らはグループに分かれ、講師の助言を受けながら危険だと思う場所にシールを貼っていきました。最後に、それぞれのグループから園児1人ずつ代表で前に立ち、グループ内で出た意見を発表。地震により、自分たちのいる教室にどんな危険が発生するのか真剣に考えていました。
 福井県内では9月4日に震度5弱の地震が発生、同園でも震度4を観測し、園児たちは大きな地震を経験したばかりでした。このため、今回の防災教室で園児たちは地震時の行動について改めて学ぶことで、防災への思いを深めたようでした。

※青少年赤十字賛助奉仕団は、青少年赤十字の普及・発展と加盟促進に協力し、赤十字の発展に寄与することを目的として活動しており、加盟促進支援や加盟式でのゲストティーチャー、トレセンでのスタッフ支援など、青少年赤十字活動を通じて青少年の健全育成に努めています。

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池上委員長がイラストの状況を説明

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賛助奉仕団や先生と協力し危険な場所を見つけます

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一人ひとりが自分の考えを話しています

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グループの意見を前に出て発表

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「だんごむし」のポーズも完璧に出来ました