赤十字奉仕団紹介~八幡西区赤十字奉仕団~

 日本赤十字社福岡県支部には、地域単位で結団されている「地域奉仕団」や、特技や技能を活かした活動によって結団されている「特殊奉仕団」、若年層によって結団されている「青年奉仕団」の3つの種類のボランティア団体があります。

 「地域奉仕団」は、各区・市町村の地域単位で、地域に根差した活動を行っている奉仕団です。今回は、「八幡西区赤十字奉仕団」の活動の1つをご紹介します。

 「八幡西区赤十字奉仕団」は、「二十歳の記念式典」会場で、着付け直しコーナーを設け、着慣れない着物が着崩れたり、帯が緩んだりして困っている参加者のために着付け直しのボランティアを行っています。

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 太田委員長に、この活動への思いを伺いました。

 「待つのではなく、奉仕団の方から地域の方へ声掛けして、地域に寄り添う活動をしたい。そのためには、地域とのつながりを作りたいと思っている。
 これから社会人として1歩を踏み出す記念すべき式典の日を、心から祝福したい。その気持ちを伝えるために、自分たちに何ができることをしたいと
思った。また、何か人の役に立つ活動をしている人々の思いを感じ取ってくれたら嬉しい。

と、地域や若い世代に向けた太田委員長の熱い思いが伝わってきました。

  1月12日の式典での活動は17回目でしたが、約30名の着付け直しを行いました。コーナーを訪れた参加者は、「これ、無料でしてもらえるのですか?」とボランティアの活動に驚いていました。
 困った顔でコーナーを訪れて、「この帯は、とても素敵ね」など会話をしながら着付け直しを受けた後、笑顔で式典会場へ戻っていく参加者の姿が印象的な活動の場でした。

 活動が終わったら反省会を行い、次回新たに準備した方がよい物など意見を出し合い、より良い活動になる工夫もしています。

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25011405.JPG武内北九州市長も、活動を労ってくださいました
(後方左から3番目:太田委員長、4番目:武内市長、黄色のジャンパーは、運営ボランティアのガールスカウトのみなさん)

 ご紹介した活動の他、東日本大震災を契機に、「健康つもり貯金箱」を配布し、今日一日無事に過ごせたことに感謝して貯金をし、募金を貯める取り組みを行っています。各地で起こった地震や水害などへ義援金として送金したり、フードバンク北九州ライフアゲインのクラウドファンディングにも協力しました。また、一人暮らしの高齢者の方の見守りや声掛け、清掃活動や花壇のお手入れなど多様な活動を行っています。

赤十字奉仕団の活動にご興味がある方は、日本赤十字社福岡県支部までご連絡ください。
TEL:092-523-1632(直通) 平日9時~17時半