広島赤十字・原爆病院の看護師をレバノンに派遣
赤十字看護師としての活躍を期待して壮行会を挙行
日本赤十字社は、広島赤十字・原爆病院の看護師日隈妙子(ひのくま たえこ)さんを12月から半年間、中東レバノンに派遣します。
11月16日(水)、医師や看護師たち約100人が参加し、病院の1階ロビーで壮行会を行いました。
パレスチナやシリア、レバノン、イラクなどの中東地域では、紛争や災害を被る人々がいまなお多く、日本赤十字社は2018年4月より、レバノン国内でパレスチナ赤新月社が運営する合計5つの病院を対象に、医療サービスの質的向上を図る支援を実施しています。県内赤十字病院としては初めての派遣となります。
古川善也院長は「国際支援は赤十字の基本となる活動の一つ。そのトップランナーとして、病院の医療システムを伝えてきてほしい」と激励し、日隈さんは「現地スタッフの思いに寄り添いながら、医療の質向上に努めたい」と派遣への抱負を述べました。
壮行会で抱負を述べる日隈看護師
古川院長から激励のことば
壮行会に参加した病院スタッフ
中東地域での紛争犠牲者はいまなお多く、また、支援を必要とする地域もシリア周辺国やパレスチナにとどまらず、ヨーロッパ諸国まで広域に及ぶことから、日本赤十字社では、下記のとおり救援金を受け付けています。