「令和6年度世界救急法の日記念イベント」を開催しました!

 令和6年9月7日(土)、香川県社会福祉総合センターで、「世界救急法の日記念イベント」を開催しました。このイベントは、国際赤十字・赤新月者連盟が定める9月の第2土曜日の「世界救急法の日」にあわせて県民の皆さまに、救急法の必要性について理解していただくとともに、その知識や技術を身に付けていただくことを目的に毎年開催しているもので、今年は126名のご参加をいただきました。
 イベントではまず、高松赤十字病院の県民公開講座として、同院の第二救急科部長兼第二集中治療科部長である山内英雄先生に、「あなたはもうAEDを使えますか?」と題して、専門医の立場から心肺蘇生の歴史や一次救命処置の重要性などについてご講演いただき、来場者の皆さんも熱心に耳を傾けていました。
 続いて、香川県赤十字安全奉仕団と赤十字奉仕団“ほっと”によるミニ講習会を行いました。心肺蘇生・AED、リラクゼーション、三角巾による応急手当、災害時に役立つ風呂敷リュックや新聞紙足カバー作りなどを体験していただき、赤十字講習を知っていただく良い機会となりました。
 また、今年は平成16年香川県水害から20年目の節目の年でもありましたので、被災状況や被災支援活動を振り返る記録写真を展示し、防災意識の向上と災害時におけるボランティア活動の果たす役割を広く一般にアピールしました。
 来場者の皆さんからは、「救命の連鎖(心停止の予防、早期認識と通報、一次救命処置、二次救命処置と集中治療が途切れることなく、すばやくつながることで救命効果が高まること)の意味がはっきりと理解できた。」、「AEDの役割だけでなく、胸骨圧迫の重要性を改めて地域に広めたい。」という声をいただきました。

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