知っておこう!手当の仕方 子どもに多い「誤飲・誤嚥」編

画像

誤飲

 子どもにとって、たばこ、薬品、洗剤、電池、おもちゃなど身の回りにあるものは、何でも誤飲(消化管異物)の原因となります。誤飲したものによっては、中毒症状を引き起こしたり、粘膜をきずつけ、口内炎・腸炎・穿孔の恐れがあります。このようなときは、次の手当を行ってください。

 〇119番通報、医療機関あるいは日本中毒情報センターに連絡し、指示を受けましょう。

  ・大阪中毒110番:072-727-2499 ※毎日24時間、年中無休
  ・つくば中毒110番:029-852-9999 ※毎日921時、年中無休
  ・たばこ専用電話:072-726-9922 ※毎日24時間、年中無休 自動音声による情報提供

 〇飲んだものや吐いたものが残っていれば、救急隊や医師に見せられるようにしましょう。
 〇反応(意識)がないときや、普段通りの呼吸でない場合は乳幼児の一次救命処置を行いましょう

  ・119番通報
  ・気道確保。
  ・吐いたものが気管に入らないように回復体位を取らせる。
  ・保温する。

2.png    3.png

4.png

誤嚥

 誤嚥(気道異物)は、ピーナッツやあめなど飲食物やボタン・電池などが気道に入る場合のほか、胃の中のものが食道を逆流して気道に入る場合があります。また、いつまでも咳が止まらない時など誤嚥している場合があります。このようなときは、次の手当を行ってください。

 〇気道異物除去の手順により手当しましょう。

  ・自分で咳をしてもらう。
  ・乳児:背部叩打法、胸部突き上げ法。
  ・幼児:背部叩打法、腹部突き上げ法。

 〇反応(意識)がないときは乳幼児の一次救命処置を行いましょう。

4.png   5.png