「心と体はつながっていることが分かったよ」感染症レジリエンスを強化しよう(京都市立金閣小学校)
6月29日に京都市立金閣小学校(青少年赤十字加盟校)の2年生の授業で、絵本「げんきなこころとげんきなからだ」を使って、感染症の流行などの不安や恐怖から、どのようにすれば心と体を守れるのか、誰かのせいにしたり、誰かを攻撃したりせずに助け合えるのかを一緒に考えました。
教壇に立ったのは、この絵本の作者である宮本佳蓮さん(赤十字京都ユース・赤十字奉仕団支部指導講師)です。宮本さんは「感染症レジリエンスの強化」と題して、これまでに学校や市民講座などで延べ500人を超える市民に講演を行っています。レジリエンスとは、困難で脅威を与える状況にもかかわらず、うまく適応する過程や能力などを指します。そして、子供達にもそのことを伝えようと絵本「げんきなこころとげんきなからだ」を作製されました。このプロジェクトは国際赤十字・赤新月社連盟「Limitless」プロジェクトでも高い評価を受けて、惜しくも最終選考を通過することは出来ませんでしたが、同連盟から資金の援助を受けている取り組みです。
この日の授業では、心と体はつながっていること、心と体のどちらかが弱ってしまうと元気がなくなること、元気がなくなると自分自身や他人を傷つけてしまうことがあることを伝えました。授業を受けた児童からは「どうしたら心が元気になれるのか分かったよ」「しんどい人やかなしい人がいたら大丈夫って声をかけてあげる」といった感想が寄せられました。