「溺者発見!救助!」赤十字水上安全法救助員Ⅱ養成講習(海のプログラム)を開催
令和元年の開催を最後に、コロナ禍の影響で開催が見送られていた赤十字水上安全法救助員Ⅱ養成講習会(以後、WSⅡ)が、7月1日~2日の1泊2日で京都府青少年海洋センター(宮津市)で開催されました。このWSⅡは、自然海域での事故防止や溺者救助の方法を学びます。
この講習会を受講するには、5分間の立ち泳ぎなどの泳力を必要とするWSⅠの認定証の取得が必要なうえに、久しぶりの開催ということもあり、受講者が集まるか心配されましたが、7人の猛者達からお申し込みがあり、無事開催することが出来、見事全員が検定に合格されました。
WSⅡがどのような内容かは、今回、深田俊彰WS指導員が動画を撮影をされましたので、ぜひ、こちらのURLからご覧ください。海などの自然水域で、溺者を救助することの難しさ、事故を防止することの大切さを受講者と指導員が一緒になって学んでいる姿をご覧いただけます。
1日目の動画3分14秒には、最近、水上安全法のトレーニングをしているスタッフ参加の松田「救急法」指導員が登場しています。レスキューチューブを沈めて溺者に近づけたため、跳ね上がったレスキューチューブが溺者役の石川指導員にヒットしてしまっています。このように、自分自身が溺れないようにしながら、人を救助するという2つの能力が同時に求められる難しさがあります。しかし、2日目の総合演習では、見事、受講者だけの力で、海中に沈んでしまった子供を発見し、陸上まで搬送、素早く心肺蘇生が行われています。市民の力でここまでの事が出来ることを、見事に証明してくれました。