令和4年度日本赤十字社原子力災害対応基礎研修会の開催について

 日本赤十字社は、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故において原子力の災害対応が不十分であったことを教訓に、原子力災害における救護活動基準を定め救護班要員が携行する放射線防護資材など整備してきました。その後、放射線環境下で救護活動に安全にかつ安心して従事できるように、放射線や原子力災害医療体制等にかかる基礎的知識及び放射線防護資機材の使用方法の習得を狙いに平成27年度より日本赤十字社原子力災害対応基礎研修を実施してきました。
 このたび、令和4年12月8日~9日の2日間、京都テルサで第4ブロック(滋賀県、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、京都府)の支部・病院・施設の職員を対象に研修を実施しました。
 カリキュラムは、講義と実技で、特に実技では、デジタル個人線量計の測定方法や防護服の着脱、診療放射線技師対象にサーベイメーターの使用方法など実際の原子力災害時に即時に対応できる内容を学びました。また、2日目には、グループワークを行い2日間学んだことを振り返りながらグループ内で意見交換を活発にしお互いに発表をすることで更に知識を増やすこと出来ました。実際に災害は起こってほしくないのですが、いざという時に慌てず冷静に対応できる為には、日ごろから研修をしておくことが重要であるということを再度認識することが出来ました。
 このような研修を実施することが出来ますのは、皆様より温かいご支援をいただいるおかげです。
 引き続きご支援いただきますようよろしくお願い致します。


画像 上田局長挨拶

画像 実習1 防護服着脱実技

画像 講義5 会話例の実践

画像 実習2 診療放射線技師実技

画像 グループワーク1

画像 グループワーク2

画像 救護福祉部 軽部部長挨拶

画像 修了証交付