「通学で使う場所を"避難する"という目線で考える。」JRC高校生メンバーが防災・減災について考えました。

3月24日日曜日、京都府青少年赤十字高校生メンバー21人が、第二回高校生メンバー協議会に参加しました。
今回は防災・減災をテーマに、災害図上訓練(DIG)、炊き出し、段ボールベットの組立を体験。
また、元日に発生をした能登半島地震に関して、先日、一般ボランティアとして七尾市に行かれた堀井先生(華頂女子高校)の活動報告や、職員による日本赤十字社京都府支部の災害救護活動報告も行いました。

災害図上訓練(DIG)では、京都駅周辺で災害にあったら?と仮定し、狭い道路、避難場所、倒壊が予想される場所を色分け。
問題点として、京都が観光地であることに着目し、「多言語のハザードマップが必要ではないか。」といった意見が飛び出しました。

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昼食には、城炊会の皆様にご協力いただき、炊き出し体験を実施。
綺麗な水を自由に使えない災害時に、いかに少量の水でお米を炊くか。
ハイゼックス(袋)を使った調理方法を用いて、ケチャップライスを作りました!

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メンバー感想
「毎日通学で利用する京都駅を避難するという視点で考えてみたら、周辺のことなど全く知らない事に気づかされました。いつかまた災害が起きた時、きっと被害をゼロにすることは出来ないけれど、少しでも被害を減らすため、例えば家の家具を固定するなど、日ごろから取り組みをしておこうと思いました。」

「JRCの活動では、これまで自分たちが困っている人をサポートすることに着目することが多かったけれど、時には、自分自身も支援される側になりうることを初めて自覚しました。困っている人のニーズを知るために、まず自分自身の“困り”に気づき、その視点から考えてみるのも大切だと思います。」

能登半島地震が起き、高校生の自分たちに何ができるだろう?と考えていたメンバー達。
いつかまた災害が起きたその時、先導を切って引っ張ってくれることを願います。