京都府青少年赤十字リーダーシップ・トレーニング・センター高校生の部を開催しました!

 8月5日(月)・6日(火)の2日間にわたり、京都府支部にて京都府青少年赤十字リーダーシップ・トレーニング・センター高校生の部を開催し、44名の高校生が参加をしました!
 その2日間の様子をご紹介します。

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【8月5日(月)】

夏休み真っただ中の高校生たちが集まり、トレセンが開幕します!

『HR』

 まずは、各HRに分かれ、自己紹介をします。赤十字と出会ったきっかけは?文化祭の出し物はどういうことをした?おしゃべりを通してトレセンへのモチベーションを高めていきます。

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『赤十字概論・VS』

 赤十字概論では、赤十字の創始者アンリーデュナンのことや七原則などについて学びました。
 赤十字運動の主役は「あなた」です!自分にできることは何か、考え行動することこそがリーダーシップです。

 V・S(ボランタリー・サービス)とは、お見舞いや募金活動、〇〇キャンペーンなど、利益を求めない自主的な奉仕活動のことをいいます。2日目には、実践できるVSは何があるかを考えます。

 本日のお昼ご飯は、非常食体験です!
 みんなで作り方を共有しながら、お水を入れると完成するアルファ米の準備をします。お水を入れて60分間待ち、温めずに食べられるカレーをかけて、カレーライスの完成です!「温かい非常食は食べたことがあったけど、それと同じくらい美味しくて驚いた」と皆さん箸が進んでいる様子でした。

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『ラオス赤十字社救急法支援事業』

 救急医療やインフラの整備が不十分なラオスでは、地域住民による応急手当が重要です。そんなラオスで救急法の普及活動を行った近藤健康生活支援係長の経験をお伝えしました。
 ラオスでは、心肺蘇生やきずの手当など基本的な講習から、デング熱、マラリアを引き起こす虫刺されの対応など、その国に必要な講習が行われます。生徒からは「その国特有の背景を考慮し、ニーズに応えることの重要性を知ることができた」との声が聞かれました。

『国際人道法』

 国際人道法とは、赤十字マークを掲げた建物や乗り物には攻撃しない、生活の基盤を破壊しないなど、民間人保護のための国際的なルールを指します。グループワークでは「なぜ戦争は起きてしまう?」「国際人道法を守らない国にはどのような理由が考えられる?」と活発な議論が行われました。
 最後に、「戦争の反対は『たすけあい』」とのお話があり、生徒からは「自分にもできることがきっとあると思えた」と明るい声が寄せられました。

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『HR②』

 長かった1日目も終わりに近づいてきました。今日印象に残ったことや明日の目標を話し合います。
 生徒たちは「今日は知識をつけて『気づき、考える』部分をしっかりできたと思う。明日は『行動する』部分について、自分が何をできるか考えたい」と振り返りました。

【8月6日(火)】

さあ、2日目です!今日は、どんな気づきがあるでしょうか。

『RCYプログラム』(YABC・防災セミナー)

 午前中は、RCY(青年赤十字奉仕団)の皆さんによるRCYプログラムです。
 ※RCYって? https://www.jrc.or.jp/chapter/kyoto/volunteer/seinen/

 YABC(YABC(Youth as Agents of Behavioural Change:行動変容の担い手としてのユース)は、赤十字7原則に関するセミナーです。

 例えば、2人の目の前に1つのオレンジがあります。2人にはそれぞれそのオレンジをどうしても手に入れたい理由があります。そんな時どうしたらいいだろう、、、片方だけがオレンジを手に入れたペア、両者とも手に入れられなかったペア、何とかして分ける案を考え付いたペアなどそれぞれで、他のペアの結果を聞き「そんな方法があったのか」と“はっと”何かに気づいた様子が印象的でした。

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防災セミナーでは、避難所での物資の配分について考えました!
 一人一人に役が割り振られ、話し合いの後に限られた物資の配分を行います。「うちには、年老いた祖母がいるんです。」「けが人がいます!」「子どもがわんわん泣いていて、、、」など、それぞれ事情がありその中で優先順位をつけるのに苦戦します。だんだんと話し合いの中で「じゃあうちはこれだけ水を持っているし、これは譲るよ」など、お互いの状況を考えて譲り合う高校生たちの姿がありました。

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『昼食』

 今日の昼食係は高校生です!
 掲示板にて募集したところ、自ら手を挙げた有志の3名が食事の配膳、挨拶をしてくれました。

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『活動計画』
 各学校ごとに分かれ、今後の部活動での活動計画を立てます。それぞれ昨日今日と学び考えたことを受け、どのような活動ができるか、そのためにはどんなことが必要かを話し合いました。

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全体発表では、他校の発表を聞いて、たくさんの質問があがり活発な意見交換が行われます。
「部員確保やJRC部の知名度をもっと上げたい」という発表に対し、自分たちの過去の経験をもとにアドバイスする姿などが見られました。

『まとめ』
最後の振り返りにて、2日間を通して気づいたこと考えたことを仲間と共有し、全てのプログラムが終了しました。各HR担任より修了証がおくられ、少し誇らしげな高校生たち。この2日間で学んだことを各高校に戻って存分に発揮し、これからの青少年赤十字を一緒に盛り上げてくれることを期待します。

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