「もう二度と」を歌い継いでいきます

長崎県地域赤十字奉仕団(長崎県地域婦人団体連絡協議会)

 「もう二度と」は、「もう2度と原爆の惨禍を繰り返さないでほしい。これ以上、私たちのような被爆者を作らないでほしい。」という強い願いを込めて、長崎の被爆者でつくる合唱団・被爆者歌う会「ひまわり」が、毎年8月9日の平和祈念式典で披露していた歌です。
 「ひまわり」の主宰者で、プロのシャンソン歌手でもある寺井一通さんが作詞・作曲されました。
 しかしながら、被爆者である会員がお亡くなりになったり、体力的な衰えで退会されるなど、会員が減少したことから、「ひまわり」による歌の披露は、2022年(令和4年)8月9日の平和祈念式典が最後となりました。
 その後、平和学習を進めていた長崎県地域婦人団体連絡協議会(地婦連)では、西山会長(当時)の発案で、地域赤十字奉仕団活動の一環として、地婦連として、この歌を歌い継いでいくことができないかと検討を始め、関係する皆様と協議を続けてまいりました。
 そして、この度、令和6年11月30日、長崎県地域婦人団体研究大会の場で、地婦連会員の皆様の了承を得て、兒玉会長から「もう二度と」を歌い継いでいくことが宣言されました。

 ※長崎県地婦連の皆様には、昭和47年以来、半世紀以上の長きにわたり、地域赤十字奉仕団として、長崎県内の赤十字活動を支えていただいております。
 ※赤十字では、救護団体、そして国際人道法の番人として、「核兵器は禁止すべき無差別兵器である」と一貫して表明し続けています。そして、核兵器のない世界の実現の原動力が被爆の経験の中にあることを信じ、被爆者の声を着実に次世代へと受け継いでいくことに努めることとしています。

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