地域住民向けに赤十字防災セミナーを実施しました
11月6日(水)、地域包括支援センター石嶺の主催で、那覇市にある石嶺ハイツにて赤十字防災セミナーが開催されました。
当セミナーには、会場周辺にお住まいの方々の他、地域包括支援センター職員、近隣の施設職員などが参加し、講義形式プログラムの「災害への備え」と防災マップ作りを行う「災害図上訓練」を実施しました。
始めに災害の基本的な情報や、命を守るために身の周りにある防災に関する情報について学んでいただいた後、防災マップ作りのグループワークを通して、地域の特徴や、災害時に地域で起こる被害を予想して、今後の備えについて考えていただきました。
長年、この地域で生活をされている受講者の方々からは、地域の特徴や、避難時に支援が必要な方々の情報など非常に有益な情報を共有いただき、受講者間で積極的な意見交換が行われました。災害時にこの地域で発生することが予想される事柄として「狭い道が多く、災害時は避難が困難になるほか、緊急車両の進入が困難になるかもしれない」「建物が古い地域については、倒壊する建物が多く生じるかもしれない」「避難時に介助が必要な住人の方も多く、平日日中に災害が発生した場合は、避難に必要な支援の手が足りないかもしれない」など、様々な課題が浮かび上がりました。
一方で、受講者の方からは、「もし災害が起こった際には、地域の皆さんとの助け合いで乗り越えていきたい」との感想もあり、お互いに顔の見える関係性が築けているこの地域の強みも感じることが出来ました。