令和2年度 第2回 日本赤十字社大阪府支部資機材習熟研修会を実施しました!

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 令和3年2月19日(金)、大阪赤十字会館及び大阪赤十字病院ロジスティクスセンターにおいて、当支部職員を対象とした日本赤十字社大阪府支部資機材習熟研修会(第2回)を実施しました。本研修会の第1回は令和2年9月11日に実施しており、毎年気候の厳しい夏と冬に実施しています。

 いまだ新型コロナウイルス感染症が終息しない中、令和3年2月13日には福島県沖を震源とする地震が発生しました。日赤に対する大規模な支援ニーズはありませんでしたが、10年前の東日本大震災を思い起こすような地震でした。いつ発生するか分からない災害に対しても迅速な災害対応ができるよう準備しておく必要があります。

(写真:資機材を搬出している様子)

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 災害時における当支部の対応は、毎年実施しています日本赤十字社大阪府支部災害対策本部要員研修会で培う「支部災害対策本部」や「ロジスティクス中継基地」の運営に関する知識や技術だけではなく、「災害現場での救護活動」もあります。

 そのため、本研修では、災害対策本部要員として、災害現場で救護活動を実施するために必要な知識や資機材の運用方法の習熟を目的としています。

 本研修では、トラックへの災害救護資機材の積み込み、災害現場で事務作業を行う「オフィステント」の設営、災害発生直後等における既存の通信インフラが破壊された状況下での「通信環境の構築」、「無線機」を使用した実習、「EMIS※」の実習、「トラックや緊急車両」の運転等を行いました。

(写真:オフィステントを設営した様子)

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 当支部では、新型コロナウイルス感染症のまん延状況下に併せて自然災害の発生が懸念されるような「複合型災害」に対しても迅速に対応していくために、引き続き災害救護の研修・訓練を重ね、一人でも多くの人を救うことができる体制を整えて参りますので、今後とも皆さまのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

(写真:衛星通信機器による通信環境を構築している様子)

~赤十字の活動を支えるための活動資金を募集しています!~

災害はいつ発生するか分かりません。いつかではなく「今」ご協力をお願いいたします!

 なお、当支部では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点より、イベントや講習等を中止、延期、内容の制限等の対応を取っていますが、災害に備え救護にかかる研修は感染対策を講じたうえで実施しています。

※EMIS(広域災害・救急医療情報システム)とは、災害医療に関わる機関の情報ネットワーク化を図り、災害医療に関わる情報を収集・提供し、被災地域での迅速かつ適切な医療救護活動を支援することを目的としたシステムです。