感染予防に ①正しい手洗い ~石けん液を使って手洗いテストをしてみました~
新型コロナウイルスの世界的大流行から一年以上が経過し、私たちの生活様式は日々変化を続けています。
マスク・手洗い・3密回避は生活習慣の一部として定着したようですが、再び感染者数が増えている今、当たり前にできている!と思っている手洗い、うがい、咳エチケットの仕方に思いがけない落とし穴があるかもしれません。
今回、石けん液を使って手洗いをした後に、洗い残しが青く光る「手洗いチェッカー」を使用してテストを行いました。
一緒に確認してみましょう。
洗い残しが青く光り、「指の間の付け根」「手のひらや指の側面」「爪の周囲」がきちんと洗えていないことがわかります。
見た目に汚れがないとどうしてもおろそかになりがちなので、隅々まできちんと洗うことが重要です。
【手を洗う前には簡単な準備】
・短く爪を切る。長い爪は指先が洗いづらく、皮膚を傷つけることにもつながります。
・指輪や時計、ブレスレットなどの装飾品を外します。
手洗いの手順を見てみましょう
『出典:赤十字健康生活支援講習教本より』
洗い残しをしやすい部分を意識しながら手洗いをすることで、よりよい手洗いにつなげていただけたらと思います。
しかし、手洗いや消毒の頻度が増えた結果、手荒れに悩む人が増加しています。
手荒れは、手洗い後の水分の拭き残しやアルコール含有液を使うことで引き起こされることもあります。手肌の表面に残った水分やアルコールが蒸発するとき、皮膚の水分まで一緒に蒸発してしまうので、乾燥の原因となるのです。
ハンドケアは、「手洗い」→「拭き取り(トントン)」→「保湿」の3つの段階が大切なのです。
『出典:厚生労働省HPより』