国際人道法って何?~4月21日は日本のジュネーブ諸条約締結日です~

 今日、4月21日は日本がジュネーブ諸条約を締結した日です。
 
 ウクライナの人道危機が続く中、ニュースなどで「国際人道法」という言葉を耳にされた方も多いのではないでしょか?

 「国際人道法」とは、武力紛争の際に適用される原則や規則を網

羅したもので、敵対行為を規制し、武力紛争における犠牲者を保護するための決まりごとの総称です。

 戦争自体の合法性の問題を規律する「国際連合憲章」とは異なり、その合法性に関係なく適用され、すべての武力紛争当事者によって遵守されるべきものとして存在します。その主な条文として、ジュネーブ諸条約とその追加議定書があげられます。

 中でも、1953年の今日、日本が締結したジュネーブ諸条約は、
 1 戦地における軍隊の傷病者及び衛生要員等に対する扱い
 2 海上にある軍隊の傷病者及び難船者の状態の改善
 3 戦時における民間人及び外国人に対する扱い
 4 捕虜の身分と扱い  について規定されています。
 この中で赤十字は傷病者の保護・救済のための人道的活動を妨げなく実施することができる旨が明記されており、この条文に基づき紛争下においても活動しています。

 日本では耳にする機会の少ない「国際人道法」ですが、今回の人道危機において頻繁にクローズアップされています。この機会に国際人道法について知ってみませんか?

 わかりやすく解説された動画をご紹介します。(赤十字国際委員会より)
 ・戦時の決まりごと443秒)
 ・HOPE~希望:彼女の命を救えなかった理由~148秒)
 ・国際人道法:共通のルール (13分55秒)

 各種資料はこちら↓
 赤十字と国際人道法(日本赤十字社ホームページ) 

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