サリン散布の大規模テロを想定~特殊な環境下での救護訓練に参加~
11月17日(金)、加須市のカインズ大利根店を会場に、大規模テロの発生に備えた「国民保護訓練」が行われ、小川赤十字病院の医療救護班と当支部職員が参加しました。
この訓練は、初動対処能力の向上及び関係機関相互の連携強化を図ることを目的に行われたもので、当日は県や地元自治体、県警や消防、自衛隊などが参加しました。
営業中の店内でサリンが散布されたという想定で始まった訓練では、県警や消防の部隊が化学防護服を着用して傷病者を退避させ、特殊な装置によって除染を実施。日赤を含む複数の医療チームは、除染された傷病者に対して治療の優先度を決めるトリアージを行い、治療にあたりました。
救護活動中にも、刃物を持った不審者が現れ、県警と連携して事態に対処する手順も確認しました。
訓練に参加した職員は、「サリンの散布を想定した訓練には初めて参加しました。どのような環境においても、迅速・適切にいのちを救う活動を実践できるよう、今回の訓練を振り返り備えたい。」と話していました。